(4) ページ17
side銀時
「A」
「ん…?」
「すげぇ、あつかましい事言ってもいいか?」
「…?いいよ、どうしたの?」
「俺、どうしても今日お前から貰いてぇもんあんだけど...駄目か?」
そう尋ねると首を傾げながらも「私が持ってるもので良ければ」と微笑んでくれるA。
俺は少し腕の力を緩め顔を見合わせると、しっかり目を見て言った。
「お前が欲しい」
「……え」
「お前の全部が欲しい。心も体も、全部」
「わ、私の…?」
「ああ」
はっきりと告げると揺れる瞳。
その顔には何で?という言葉が浮き出ていた。
だから俺は、もう全てを伝える。
「_________好きなんだ、A。お前の事が」
「へ…」
「好きで好きで、馬鹿みてぇに惚れてる」
「っ⁉//」
「____だから、お前が欲しい。めちゃくちゃに愛してぇってずっと思ってた」
ちゅ、と音を立てて唇を重ねると驚いたA。
ようやく俺の"好き"って意味を理解してくれたのか頰が染まっていき、戸惑い視線を逸らす。
そんな仕草も可愛いけどやっぱり聞きてぇのは肯定の返事。
手を頭の後ろにやり引き寄せ、額と額、鼻の頭をくっつける。
もう距離は1cmもねぇ。
「聞かせてくれねぇか?Aの返事」
「…っえ、あ…その…//」
「マジでもう抑えらんねぇから。あんまり可愛い事すんな。返事聞く前に止まらなくなっちまう」
「へ…」
吐息を交えて言葉を発するとぴくんと反応する。
それにより軽く掠めた唇にもどかしさを感じ、早く早くと気持ちが焦る。
「A…」
「も…無理…!///銀時一回離して…?//」
「嫌だ。お前が答えるまでぜってー離さねぇ」
「〜っ///」
「俺、本気だから」
更にぐっと距離を縮めると、軽く当たる唇。
本当に軽く先だけがあってる状態だから、変な恥ずかしさが湧き出てくる。
お互いの吐息が出るたびに甘いしびれが唇から全身に伝わり、俺自身はもう限界が近かった。
.
94人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かっぱの子(プロフ) - こあらさん» 了解しました!いえいえ、リクエスト下さって嬉しいです!!是非これからもよろしくお願いします!! (2018年1月8日 19時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - かっぱの子さん» 三人でお願いします!俺なんかのリクエストを聞いてくれてありがとうございます! (2018年1月8日 17時) (レス) id: 50118d9275 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - こあらさん» 了解しました!そらるさんとうらたぬきさん三人で…でしょうか?それともお一人ずつでしょうか…? (2018年1月8日 17時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - かっぱの子さん» レス返してくれてありがとうございます!リクエストの件ですが出来れば「その笑顔に、釘付け」の夢主とそらるさんとうらたぬきさんでお願いします!長々と失礼しました!これからも応援しています!頑張ってください!大好きです! (2018年1月8日 11時) (レス) id: 50118d9275 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 凛音さん» コメントありがとうございます!!またかっぱの子の裏短編集で書かせていただきますね 笑 (2018年1月8日 11時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かっぱの子 | 作成日時:2017年12月22日 16時