安室透編(1) ページ1
side貴方
「Aさん」
「安室さん、お待たせしてすみません！」
____________12月24日、クリスマス・イブ
恋人達や子供が楽しみにするその日が近づくにつれて、私は少し悲しくなる。
仕事をしようにも前日まではデート前の予約が殺到していて大忙しなのに、24、25日になるとパタッと予約が無くなるのだ。
よって、暇人決定。
もう何年こんな風に過ごしてきただろ、と薄く笑いながら23日の夜ソファーにくつろいでいると突然掛かってきた電話。
液晶には《安室さん》と表示されていた。
『もしもし、夜分遅くにすみません』
「いえ…どうかしましたか？」
『その…Aさん、明日一日貴方の時間をいただけませんか？』
「え？」
『駅前のデパートの抽選会で温泉券が当たって…それが明日なんです。よければご一緒していただけませんか？』
そうお誘いして下さった安室さん。
私でいいんだろうか、と思ったけど温泉は好きだし、何より誰かと一緒に過ごせるのが嬉しかった私は「是非お願いします！」と返事した。
そして今__________________...
「お誘いありがとうございます」
「いえ、こちらこそ急にすみません。予定は大丈夫でしたか…？」
「毎年この時期はお仕事無くて暇なんです。友達は皆デートに行ってしまうので」
「………Aさんはそういう彼、いなかったんですか？」
「残念ながらゼロですね」
お恥ずかしいです、と俯いて言えば「そんな事ないですよ」と言ってくれた安室さん。
安室さんはきっと、こんなに優しいしかっこいいしたくさんいたんだろうな。
_________あれ、もしかして今もいたりするのかな？
いや、流石にそれだったら私誘わないよね。
そんなに安室さん軽い訳ないし。
でも彼みたいにかっこいい人、女の人がほっとかないんじゃ…
あ、やばい凄く心配になってきた。
私刺されたりしないかな。
「Aさん？どうかしましたか？」
「…っあ、いえ…！」
「体調が悪ければ言って下さいね、すぐ車止めるので」
「ありがとうございます」
______今は考えるのはよそう。
変な顔してたら彼に心配かけてしまう。
きゅ、と顔の力を引き締め、窓の外を眺めた。
.
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かっぱの子(プロフ) - こあらさん» 了解しました！いえいえ、リクエスト下さって嬉しいです！！是非これからもよろしくお願いします！！ (2018年1月8日 19時) (
レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - かっぱの子さん» 三人でお願いします！俺なんかのリクエストを聞いてくれてありがとうございます！ (2018年1月8日 17時) (レス) id: 50118d9275 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - こあらさん» 了解しました！そらるさんとうらたぬきさん三人で…でしょうか？それともお一人ずつでしょうか…？ (2018年1月8日 17時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - かっぱの子さん» レス返してくれてありがとうございます！リクエストの件ですが出来れば「その笑顔に、釘付け」の夢主とそらるさんとうらたぬきさんでお願いします！長々と失礼しました！これからも応援しています！頑張ってください！大好きです！ (2018年1月8日 11時) (レス) id: 50118d9275 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 凛音さん» コメントありがとうございます！！またかっぱの子の裏短編集で書かせていただきますね 笑 (2018年1月8日 11時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かっぱの子
| 作成日時：2017年12月22日 16時
