【刀剣乱舞】気にしませんから。

2.結果 ページ4

自分の本丸が大丈夫だと高を括った結果が目の前にあった。

見習いを受け入れて一カ月、テンプレのような事が次々に起きた。見習いさんは見た目がとても良く、皆からも好かれており、私と見習いさんを比べるような言葉を何回も聞いた。
しかし、反対に今剣と岩融が私にべったりになった。ねだりたいものでもあるのかな？
その度、今剣か岩融が怒ってくれたが、本当の事なので何も言えなかった。そして、私の周りにいる人が減るどころか、私を軽蔑視する人も増えた。
何が悪かったのか？自分に問いかけてもわからない。
見習いさんの研修は一カ月、その間の我慢だと思った。
その見習い研修最後の日、やっと終わりかと安心した所に、今剣が来た。それも、俯いてこっちを見ない。
『どうしたの？あ、欲しいものでも決まっ「ちがいます！」
バッと顔を上げた顔は、今にも泣きそうだった。
そして、私の問いかけにも答えず無言で私の手を引く。
引かれて着いた先は、大広間だった。
そこには、本丸の審神者が座るべき位置に見習いさん、その周りに刀剣たち、そして反対に遠く一人座っている岩融。
襖を開け、今剣に手を握られ阿呆みたいに口をポカンと開けて呆然としてる私がいるという景色が広がった。
『…………』

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