Doubt2 (ページ47)

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あなたside

「瞳はそれでいいんだよね」

瞳「はい！これでいいです！」

たこ焼きを大事そうに見つめながら、
瞳は話してくれた

「そっか」

瞳「はい！
あっ、杏奈さんのクラス行きませんか？」

「行こっか！」

そして、杏奈のクラスに向かうために
グラウンドを出て渡り廊下を歩く

その時、校門に群がる黒い集団を見た

瞳「なんでしょうか…あれは」

「目合わせちゃだめ…」

瞳にそう言って、注意深く見る

サングラスをかけた短髪の男と目が合った。

「っ…」

いつもの弱いやつらとはどこか違う…

その男は表情1つ返ず、集団の中に消えていった
その途端、全員がバイクのエンジン音を鳴らした

瞳「ひっ！
うるさい！！」

女「なになに？」

男「またヤンキーか？」

その音にゾロゾロと人が集まってくる
その中から七魂の三軍が出てきた

転校してきた日以来だな…

男「なんだぁ？おめぇら」

黒「パーティー中に悪いねぇ。
最近、ココが調子乗ってるって聞いてさ？
教育、しに来ました」

男「はぁ？」

先「こら君達！もうここは前の学校ではない。
今は紅蘭だ。今すぐ帰りなさい」

黒「合併する高校間違えたな～笑」

先「君達！いい加減にしないと、教育委員会に報告します…」

黒「…勝手にしろ…」

先「っ…」

黒「じゃ、授業を始めまーす」

黒い集団がゾロゾロと校内に入ってくる

ダメだ。このままじゃみんなやられる

「瞳、みんなに体育館に行くように伝えて」

瞳「でも、Aさんは？」

「大丈夫。あとから行くから」

瞳「…はい！
みんな！体育館に！」

瞳の一言で、みんながいっせいに体育館に走る

まだちょっと痛い腕の包帯に触る

"やっぱ緩かったか～"

黒「あれ？鬼ごっこ？
楽しいね～」

男「う"っ…」

やっぱ三軍は三軍ね…

黒「女か…」

サブリーダーと思われるやつが
後ろを向いた

サングラスの男が私を見る
そして、ゆっくり頷いた

黒「やれ！」

集団「おう！」

見た目より…大したことないな

北「あれれ？
来るの遅かったかな？」

壱「まじで女かよ…」

「格好だけ強くても中身はカスカス」

2人が駆けつけた時には、終わってた

こんなに少なかったっけ…

龍「…さん…」

風に乗って聞こえてきた声。
龍友だ。いつからいたんだろ

龍「…なんで…ここに…」