Doubt2

doubt-94 ページ44

亜嵐side



これだから女って嫌いなんだよ…




『困るね〜
人の彼女に手を出されたら〜』





満足できなかったら直ぐに捨てる。





瞳「亜嵐…さん…ｯ」




泣きそうな顔してるこいつだってそう。

俺の事が好きとか言っといて
別の男にキスされそうになってる



だから俺は女に執着しない






石「お前だって人の彼女に手出したじゃねえか」


『なんのことかな笑』


石「中学ん時！俺の彼女奪ったろ！」


『そうだっけ？』


石「なんだとっ！」


『とりあえずさ…』





椅子の背もたれに手をついて男を見下ろす






『俺この子に話あんだよね。
どっか行ってくれないかな』


石「っ…なんだよ…」





男は去った。
代わりに俺が座る

隣で体が震えてる






瞳「あ、あの…」


『はい』


瞳「えっ？たこ焼き？」


『誰かさんが走っていったから
俺が代わりに買っといたよ』


瞳「…すいません…」


『しかも？
誰かさんがあんな所で俺を振ったから
俺恥かいたんだよね〜』


瞳「す、すいません…」





渡したたこ焼きを握りしめてうつむく

はぁ…めんどくせぇ…






『瞳の言う通りだよ』


瞳「え？」


『俺は瞳が好きじゃない』


瞳「…」





女が傷つくことなんか
俺には関係ない…
…はず






『初めて会った時、俺単純に可愛いなと思ったよ？今までにないタイプだなって』


瞳「えっ…」


『今までのは、だいたい一夜限りのお姉さん達だったから』


瞳「っ//」






俺とは真反対の汚れのない女…

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