Doubt2

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瞳side



今、私達は杏奈さんの家で
お布団の中です！


杏奈さんとAさんのお話を聞いた。


みんな…悩んでるんだな…






杏「はい！次は瞳！」


『あ、はい！』






私は…





『亜嵐さんと付き合えたことはすっごく嬉しいんです。たとえ嘘でもなんでも…』


杏「瞳…」


『きっと、亜嵐さんはまだ蓮花さんが好きなんです！でも…気持ちが戻らないように私を…』






私のことが好きで付き合ってるわけじゃないのは分かってる。

それに、今までの亜嵐さんの行動が、彼女への愛を物語ってる





『でも！私、それでもいいんです！
亜嵐さんの横にいられるなら…』


「瞳」


『っ…』





突然Aさんに呼ばれて、顔を上げると
優しい顔をしていた





「ほんとに、いいの？」





その瞬間、私の中の何かが解放されて、
涙になって出てきた






『ほんとは、嫌ですっ！…ｯ
私を…好きに、なってほしいのに…！』


「うん。そうだね」


『ほんとは…ｯ…辛くて辛くて…！』


杏「瞳ぃ！！」





杏奈さんが上から降ってきて
強く強く抱きしめてくれる


うん。決めた。
私には、この人たちがいる。






『…ｸﾞｽｯ…私…ｯ…亜嵐さんのこと、
ふります…』


杏「え…？」


「そうだね」


杏「A？」


「頑張って」


『……はい！』


杏「…そうだね！
そんなフラフラしたやつ！こっちから願い下げよね！」


『ふふっ笑
はい！！』






うん…大丈夫。
きっと、ちゃんと言える

明日……




いや、心の準備ができたら言おう…

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