Doubt2

doubt-79 ページ29

壱馬side






廊下に出て、看板の設計をしてたら
GENERATIONSの登場。

佐野玲於がAについて聞いてきた。

その瞬間に頭に浮かぶあの顔___





壱"ため息つくなや"


"えっ…今ついてた？"


壱"くそでかいのついてたで"


"ちょっとね…"


壱"…"







ずっと気になってた。
最近ため息が多なってて、なんか1点を見つめて考えてる時もあって。

Aにこんな顔させてんのは誰やって考えてた。








『あんたにあいつは守れない』








気づいたら、天下のGENERATIONSに盾突いとった。

なんか気に食わんかった。



俺より一緒にいるくせに、何も知らんこと。

俺より信頼されてるくせに、Aを見ようとしなかったこと。









玲「Aのことが…好きなのか？」







そう聞かれた。


正直戸惑った、
意外とすんなり受け入れてる自分に。


やから必死に話をそらそうとした。
でもやっぱりそうわいかんくて…







玲「どうなんだよ」


『…』


杏「あっ！龍友さん！！」









その時、石井杏奈がこっちに気づいて走ってきた



助かった…






さっきの佐野玲於の目。

きっとまじでAが好きなんや…






あんたにあいつは守れないとか…
かっこいいこと言うたけど、

たぶん、あいつが守って欲しいのは俺やない。









俺やない。

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