doubt-67 ページ17
あなたside
「言いすぎたかな…」
はぁ…瞳に強く言いすぎたかな…
でもほんとのことだし…でももっと言い方ってもんが…
○「考え事ですか?お嬢さん」
「……佐野玲於…」
玲「お嬢さんではないか、笑」
ドクンッと心臓が波打つ。
"Aは玲於さんだから"
違う…違う…そんなはずない…
カフェラテを買って近くのベンチに座る
玲「なんかあった?」
「別に…」
玲「言うと思った」
この雰囲気がとても心地いい。
楽しくない、かと言って気まづくもない。
近くで声が聞こえる
男「うお…蓮華さんだ…//」
男「やべえ綺麗…//」
向こうで歩いていた立花蓮華がこっちに歩いてくる
蓮「こんにちは、2人でお昼ご飯?」
玲「なんども誘ってるんだけどね」
「誘われた覚えない」
玲「誘ったら食べてくれんの?笑」
「…気分による」
蓮「2人の空間って感じね」
「そんなんじゃ…」
蓮「佐野玲於さん…でしたわよね?」
玲「はい、佐野玲於ですよ」
突然、立花は佐野玲於に話を振って
隣に座った
…なに?
蓮「ココに来てからあなたの名前を聞かない日はないわ?……人気者なのね」
玲「あなただって十分人気ですけどね〜」
蓮「あら、嬉しい!笑
あ、蓮華って呼んでください!」
玲「え?…あぁ、分かった」
蓮「玲於って呼んでも?」
玲「あぁ、いいよ」
これ…私の前でする必要ある…?
玲「おい、どこ行くんだよ」
「戻るだけ」
玲「なんでちょっと怒って…」
蓮「玲於!私、まだこの辺分からなくて…
案内してもらってもいい?」
玲「おい!A!」
背後から聞こえる声。
あ…ジュース…
蓮「玲於!…きゃっ!」
玲「うおっ!」
「っ…」
私がカフェラテを取りに戻るために振り返った時、
ベンチでは、佐野玲於の上に立花蓮華が倒れかかっていて、2人の顔の距離は0
その光景を前に、なぜかズキズキと痛む心臓。
殴られた時の痛みとは違う。
蓮「ご、ごめんなさい//」
玲「あぁ…えーっと…」
蓮「ほ、ほんとにごめんなさい…//
私…バランス崩しちゃって…//」
玲「…A…?」
「ジュース!!」
私はカフェラテを取って資料室に戻った。
なんで…なんでこんなにイライラするのよ…
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まあさの(プロフ) - みょんさん» 感謝です泣 頑張ります!! (2019年7月10日 20時) (レス) id: 4564d0de60 (このIDを非表示/違反報告)
まあさの(プロフ) - ゆーしゃんさん» ありがとうございますっ!! (2019年7月10日 20時) (レス) id: 4564d0de60 (このIDを非表示/違反報告)
みょん - 更新がんばってください!応援してます! (2019年7月10日 18時) (レス) id: 7c797e369c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーしゃん - すごい面白いです!更新頑張ってください!! (2019年6月30日 10時) (レス) id: 579758a02c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まあさの | 作成日時:2019年6月23日 17時