Pied Piper 2

sound 90 ページ40

you side






「…ホソク…」

HS「そう、呼んでもらえると、嬉しい…」

「あ、は、はい…//」

HS「…じゃぁ、また、」

「っ、はい」








ホソク…ホソク…



何かが満たされるこの感じ…




あの声にそっくりな彼の声。



出会った時のあの感じ、



会話をした時のあの懐かしさ、



手が触れた時のぬくもり









彼との全てのことが、なぜか初めてじゃなくて、




逆に心地良さを感じる









こんなの…初めてなのに…っ









彼なんじゃないかと思う。









私を、連れ出してくれたのは








なんの根拠もない、なんの証拠もないけど、






彼なんじゃないかと思う









_____________









夢を見た






誰かに髪の毛を乾かしてもらってる



誰かと一緒に森の中を歩いてる



誰かに抱きしめながら眠りについてる









いろんな場面がフラッシュバックのように頭の中を駆け巡る









？「…愛してる」









〜♪









BGMみたいに、ずっと音楽が鳴ってる








心地いい。


ついて行きたくなるような音楽









？「…愛してる」









ボヤッと人が見える








赤いスーツ、笑顔が素敵で、、






…誰かに…似てる…









？「A…」









私達は、いつ出会えるのかな

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