sound 54 ページ4
you side
すっかり寝てしまったグク。
そっとグクの腕を抜け出して、私はあの家に向かった
彼と歩いた道を戻って、下に降りる階段を下り、
海の中の家に入る
家の中は真っ暗で、彼の姿は無かった。
「っ、」
彼は私の部屋で、ぼーっと真っ暗な海を見ていた
あまりにも儚くて、消えてしまいそうだった
HS「迷ってる？」
「っ、」
彼はこっちを見ずにそう言った
「…なんでもお見通しなんですね」
HS「ダメだよ」
「っ、」
HS「君は帰らなければならない」
一度もこっちを見てくれない
HS「僕が彼を見つけた時、彼はヌナしか言わなかった」
「っ、」
HS「僕がなんと声をかけても、ヌナ、ヌナ。
まるで何かに呪われたみたいに」
「…グク…」
そんなに私を…っ…私のせいで…
HS「…だから君は彼のそばにいなきゃいけない」
「…でも、」
HS「君を待ってる人はたくさんいる」
「っ、ホープさ、」
HS「僕は大丈夫。元々君は僕を忘れる運命だったんだから、」
「ねぇ、ホープさん、」
HS「それに今日までたくさん幸せだったし僕はもう十分だ、」
「ホープさん！！」
HS「っ、」
「一度は、私の目を見て話してください…っ」
私の言葉に彼はゆっくりとこっちを向いた
「ホープさん、私、あなたと離れたくない…」
待ってくれている人がいるはずなのに、私は彼といたかった
HS「帰るんだ、A」
いつもいつも、
彼に名前を呼ばれると、体が動かなくなる
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manami(プロフ) - 鹿さん» えぇ、、ありがとうございます泣 (2023年4月7日 23時) (
レス) id: 4564d0de60 (このIDを非表示/違反報告)
鹿 - このお話今まで読んだ中で一番好きです！リアルタイムじゃなくて申し訳ないんですけど、ありがとうございます！！ (2023年4月6日 12時) (レス) @page48 id: dcf0035740 (このIDを非表示/違反報告)
manami(プロフ) - びぃんさん» 更新しなかった期間もあったのに読み続けていただいてほんとにありがとうございます泣 こちらこそ何倍も何倍もありがとうございます！！ (2021年9月13日 0時) (レス) id: 4564d0de60 (このIDを非表示/違反報告)
びぃん(プロフ) - わぁぁ…ずっとずっと読み続けてきましたが…本当大好きな作品です！！2人が無事くっついて、ナムさんもJKもちびちゃんたちもほんとに幸せそうで涙が……うう……主様ありがとうございます…！！ (2021年9月12日 13時) (レス) id: 57661bab90 (このIDを非表示/違反報告)
manami(プロフ) - 巫都さん» そ、そんな！自分の作品で涙を流してくれる人がいるなんて…っ！ありがとうございます！ (2021年8月26日 15時) (レス) id: 4564d0de60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まあさの
| 作成日時：2021年6月13日 1時
