sound 64 ページ14
you side
目が覚めると、目の前にもう彼はいなかった
リビングへの扉を開けると、
出会った時と同じ、赤い服を着た彼が立っていた
HS「行こうか、」
「…あの、」
HS「A、」
「っ、…はい…」
HS「君は、行くんだよ」
「…はい」
彼は何も言わせてくれなかった。
YJ「A〜!!」
「ヨンジュン〜!」
HS「なんだ、起きてたのか?」
NM「途中で起きちゃって、笑」
YJ「おい!はやくいこうぜ!ゆうえんち!」
遊園地…
「うん!行こう!遊園地!」
ここに来るのは3回目。
2度、私はここから、大切な人を見送った。
今度は私が見送る番。
HS「じゃあ、先に行ってて!」
YJ「お?ふたりはいかないのか?」
「っ、」
NM「俺が忘れ物しちゃってさ〜!
取りに帰るんだ!」
YJ「ばかだなぁ〜
じゃあA!ふたりでいくぞ!」
「うん…」
ヨンジュンが私の手をぎゅっと握る
HS「ヨンジュン、」
彼がこっちに歩いてきて、ヨンジュンに目線を合わせるように座る
HS「これから、ヨンジュンにも遊園地で見つけて欲しいものがある」
YJ「たからさがしか!?」
HS「そうそう!笑」
YJ「なんだ?」
HS「…幸せ」
ハナちゃんの時に言っていたように、ヨンジュンくんにもそう言った。
YJ「おう!わかった!」
HS「うん、男同士の約束だ」
ヨンジュンの頭を撫でると、立ち上がって、
私を見た。
HS「…Aも、必ず見つけなよ」
いてもたってもいられなかった。
次いつ会えるかなんてわからない。
私は彼を忘れて、生きていくのに、
「ごめん、ヨンジュン、ちょっと待ってね」
YJ「え?」
NM「おっと…」
私はヨンジュンの手をそっと離して、彼に駆け寄った。
すかさずナムさんがヨンジュンの前に立ってくれた。
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manami(プロフ) - 鹿さん» えぇ、、ありがとうございます泣 (2023年4月7日 23時) (レス) id: 4564d0de60 (このIDを非表示/違反報告)
鹿 - このお話今まで読んだ中で一番好きです!リアルタイムじゃなくて申し訳ないんですけど、ありがとうございます!! (2023年4月6日 12時) (レス) @page48 id: dcf0035740 (このIDを非表示/違反報告)
manami(プロフ) - びぃんさん» 更新しなかった期間もあったのに読み続けていただいてほんとにありがとうございます泣 こちらこそ何倍も何倍もありがとうございます!! (2021年9月13日 0時) (レス) id: 4564d0de60 (このIDを非表示/違反報告)
びぃん(プロフ) - わぁぁ…ずっとずっと読み続けてきましたが…本当大好きな作品です!!2人が無事くっついて、ナムさんもJKもちびちゃんたちもほんとに幸せそうで涙が……うう……主様ありがとうございます…!! (2021年9月12日 13時) (レス) id: 57661bab90 (このIDを非表示/違反報告)
manami(プロフ) - 巫都さん» そ、そんな!自分の作品で涙を流してくれる人がいるなんて…っ!ありがとうございます! (2021年8月26日 15時) (レス) id: 4564d0de60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まあさの | 作成日時:2021年6月13日 1時