Pied Piper

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JH side





また1人、僕の手から去って行った。






NM「もう我慢しなくていいんじゃないか？」

JH「っ、なにが…」







また彼の施設に戻ってきて、
遊んでいる彼らを見ている







NM「人を好きになること、」

JH「僕は皆が好きだよ？」

NM「分かってるだろ？」

JH「っ…」









こいつの言う"人"は、Aのこと。








NM「俺はいいと思う。お前が恋をしても」

JH「…どうせあの子も俺を忘れるのに…」

NM「…俺は…あの子は何か違うと思う」

JH「っ、」

NM「なんとなくだけど、」








自分もたまに思う。

彼女はここを旅立っても、僕を忘れないんじゃないかって







JH「…彼女の幸せを願えなくなりそうで怖い」

NM「え？」

JH「自分でも分かってる」

NM「…ホソガ…」









痛いほど分かってる…









JH「…俺は恋をしてもいいのかな…」

NM「っ、」

JH「あの子を…好きになっていいのかな…」









ナムジュンの手が肩に回った









NM「いいよ」

JH「っ、」

NM「いいんだよ！」








短いけれど、俺には十分すぎる言葉だった








NM「はぁ、これからたくさん惚気聞かなきゃな〜」

JH「何言ってんだよ、笑」

YJ「ナム〜！！」









走ってきたヨンジュンとA








YJ「きょうもAとまってく！」

「え？」

NM「また？」

YJ「うん！とまる！おれとねる！
な？いいだろ？A！」

「うん！もちろん！」

YJ「やったあ！A！」









ヨンジュンはまたAを連れて行った









NM「…ライバルだな」

JH「うるせぇよ」

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