memory #42 ページ42
you side
病院を出て、車に乗る。
助手席に座ったグク
「ん？助手席？」
JK「うん、今日はここ」
まぁ…夜も遅いしいっか
運転をして宿舎まで送る
JK「…さっき…ヒョンに告白されてた…」
「っ、聞いてたの！？」
JK「うん…」
「早く出てきてよ…」
JK「…俺さ、」
とっくに宿舎には着いてるのに、
降りようとしないグク。
そのまま私の方を見ないまま手を繋いだ
JK「俺が幸せになれてるのは、誰かが傷ついてるからなんだって分かった」
「…え？」
JK「Aがジミニヒョンと付き合った時、俺が辛かったみたいに、俺がAと幸せになれてるのは、皆のおかげなんだなって」
「グク…」
JK「アミが認めてくれて、メンバーが頑張ってくれて、代表が後押ししてくれて、振られたヒョンもいて」
間違いない。
私達だけで掴んだ幸せじゃない
JK「そうやって掴んだ幸せだから、皆のためにも俺達は幸せにならなきゃいけない」
「…そうだね」
JK「俺は、Aとずっと一緒にいたい」
「うん…私もだよ？」
JK「…」
私の方に体を向けると、
繋いでいた左手をそのままグクの方に引かれる
「えっ…」
JK「今日はコレを受け取る日で、どうしても一緒に行けなかったんだ」
左手の薬指に光る指輪
JK「婚約指輪なんて無くていいと思ってたけど、やっぱり俺のものって証をずっとつけてて欲しくて」
「っ、グク…っ」
JK「一生大事にします」
「うぅ…っ…ありがとう…泣」
JK「泣かないでよ〜笑」
グクがぐしゃぐしゃっと頭を撫でてくれて、
そのままちゅっと唇が重なる
「っ、//」
JK「可愛い、」
「っ、もう早く帰って！//」
JK「ほんとに帰って欲しいの？」
首を傾げて、上目遣いで見てくる
「……まだ一緒にいたい」
JK「っ、あぁ…もう、可愛すぎる」
「んっ….//」
JK「大好き…」
「…私も//」
グクは、全く帰らなかった________呆
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作者名：まあさの
| 作成日時：2021年2月1日 22時
