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memory #16 ページ16

you side




「っ、ジミン…」

JM「俺にも聞かせて」

「っ//」






ジミンが私の左耳に腕をのばし、
イヤホンを自分の左耳に付ける

いい匂いした…っ//






JM「これ俺らの曲じゃん笑」

「日本行くし、日本の曲をと思って笑」





私が聞いていたのは、crystal snow

いい曲だよね〜




しばらく2人で曲を聞く







「ジミンの声、私好きだな〜」

JM「っ、」

「ジミンにしか無い声だよね」






無意識に言った言葉。

この言葉が、彼の何かに火をつけたらしい






JM「…ずるいね、」

「へ?」

JM「俺も、Aの声好きだよ」

「何言ってんの笑」

JM「笑った顔も好き」

「っ、ジミン…?」

JM「ちゃんと曲聞いて?」

「っ、」






意識を音楽に向ける

ちょうど、サビに来たところだった






"君を抱きしめたい 消えてしまう前に
もう一度

どこまでも 舞い上がる クリスタル

ねぇ何もいらないから もう少しだけ 感じてたい
Can I touch your heart

触れたくても すり抜けてく someday someday"








「っ、」

JM「これ、返すね」

「あ、う、うん…」





ジミンが私の左耳にイヤホンをつける。

その手はそのまま頬に触れる






「えっ…」

JM「触れられない…か…」

「ジミン…?」

JM「じゃあ、俺戻るね」

「あ、うん…」







そう言って戻ったジミン


心臓がうるさい。



ジミンと目が合っていた時のあの歌詞。



ジミンは今も昔も、勘違いさせるのがうまい








JK「…」

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作者名:まあさの | 作成日時:2021年2月1日 22時

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