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you side
玲於さんは私を抱かなかった。
キスさえもせず、部屋を追い出した
あの時、私が涙を流した時、
玲於さんの目も光っていて、
「愛してるのに…どうして辛いんですか…ッ」
そう聞いた私に、玲於さんはこう言った
玲「…愛って辛いものなんだよ」
玲於さんの部屋のドアを閉じた。
見上げると、真っ白な天井。
見渡しても緑はなく、風もない。
空気の匂いもしない、太陽の光もない。
青空を見たいな…
亜「こんなとこで何してるの?」
「っ、」
亜「玲於とずいぶん長く話してたみたいだね」
近づいてはこない。
声のトーンはいつも通りで、優しい顔をしているのに…
分かる、今彼と話をすれば、全てバレる
亜「お昼だよ、リビングにおいで」
「…はい」
多くは語らずとも分かる、
ここの主はこの人で、これから高い壁になるのも、
きっと彼だろう。
玲於さん、ありがとう
目の前を歩く亜嵐さんの背中を見ながら
心に思う
私は、青空の下で生きたい
亜「…もう手遅れだよ…((コソ」
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ゆりか(プロフ) - ドロドロ楽しみにしてます^ ^ (2020年11月22日 3時) (レス) id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まあさの | 作成日時:2020年11月21日 23時