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#143 ページ43

you side





玲於さんは私を抱かなかった。

キスさえもせず、部屋を追い出した


あの時、私が涙を流した時、
玲於さんの目も光っていて、




「愛してるのに…どうして辛いんですか…ッ」




そう聞いた私に、玲於さんはこう言った




玲「…愛って辛いものなんだよ」





玲於さんの部屋のドアを閉じた。



見上げると、真っ白な天井。



見渡しても緑はなく、風もない。
空気の匂いもしない、太陽の光もない。



青空を見たいな…






亜「こんなとこで何してるの?」

「っ、」

亜「玲於とずいぶん長く話してたみたいだね」





近づいてはこない。

声のトーンはいつも通りで、優しい顔をしているのに…



分かる、今彼と話をすれば、全てバレる






亜「お昼だよ、リビングにおいで」

「…はい」





多くは語らずとも分かる、
ここの主はこの人で、これから高い壁になるのも、
きっと彼だろう。






玲於さん、ありがとう







目の前を歩く亜嵐さんの背中を見ながら
心に思う









私は、青空の下で生きたい









亜「…もう手遅れだよ…((コソ」

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ゆりか(プロフ) - ドロドロ楽しみにしてます^ ^ (2020年11月22日 3時) (レス) id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まあさの | 作成日時:2020年11月21日 23時

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