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#129 ページ29

you side





「…私は、愛を知りません」

全「「っ…」」

「でも皆さんに会って、愛されることがどんなに幸せなことか知れた。自分が自分じゃなくなったみたいに、どんどん皆さんに溺れて、この家族に溺れて、もう抜け出せなくなった。それでも幸せだった」




静まり返るリビングに
私の声だけが響く




「…皆さんが…私に教えてくれた愛は…一体なんですか?」

全「…」

「皆さんが…私を求めてくれたのは…欲のはけ口ですか?」

北「っ、それは違うよ!」





北人さんと目が合った






北「…たしかに僕達はAとシたい時にシて、キスしたい時にキスした。
でもそれは…君を愛してるからなんだ」

「…愛してる?」

壱「…Aを見てると、全部自分の色に染めたくなる…自分の匂いにしたいし、自分で感じて欲しい」

「…私だって…皆さんに同じこと思ってます…」

龍「でも僕達はもう、Aを一緒に愛することはできひん」

「っ…」

玲「…俺達は愛し方を間違えた」

「愛し…方…?」

龍「僕達がもっと普通に愛せたなら、変わってたんかな…」

「普通に…?」





皆が何を言っているのか全く分からない





玲「…Aに見せたい物がある」

慎「兄さん…っ」

玲「俺達がこれから愛し方を間違えないために、必要だと思う」






そう言って玲於さんと2人でリビングを出て、
連れてこられたのは玲於さんの部屋


たくさんあるパソコンの前に座らされる





そして、玲於さんがパソコンの電源をつけた






「っ!!!」





さっきまでいたリビング、私の部屋、

違う画面には、私の通話履歴や検索履歴、

そして、私の携帯の位置







「なんですか…これ…」

玲「…俺達は…Aを愛してる。
でもただの愛じゃない。全部欲しい」

「っ…」

玲「片時も離れたくないし、離したくない。
ずっと…一緒にいたい…」

「…」

玲「Aが思ってるほど、浅い愛じゃない。
俺達は…狂うほどお前を愛してるんだ」

「っ…」






亜嵐さんが私の場所を知っていたこと、
いいタイミングでいつも話を聞きに来たこと、

桜さんが言っていたこと、



全てのピースがカチッと音をたててはまった

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ゆりか(プロフ) - ドロドロ楽しみにしてます^ ^ (2020年11月22日 3時) (レス) id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まあさの | 作成日時:2020年11月21日 23時

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