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#128 ページ28

you side




玲「お前ら1回落ち着け」




玲於さんだった。

いつから聞いていたんだろう。


玲於さんは落ち着いてる様子だった






玲「…皆で話そう」





玲於さんの一言で、私達はリビングに座った



私はまだ頭が追いつけてなくて、
放心状態だったんだと思う。

この時、玲於さんが何を話したか、あまり覚えてないけど、

ただ、玲於さんがずっと手を握ってくれていた




玲「…お前らは全員Aを愛してるってことでいいんだな…」

「っ、」

玲「もちろん、家族としてじゃなく、
1人の女として」

全「「…」」





全員が黙り込む





玲「…今亜嵐くんはいない」





その言葉に、全員が玲於さんを見た





玲「…言わないから、素直に話せ」

北「………僕は…」





北人さんが話し始めた





北「出会った頃も、今も、Aを愛してることは変わらない。Aがここにいる全員を愛してくれてることも分かってる。
それでいいと思ってた」

「北人さん…」

玲「黙って聞け」

「…」

北「でも…だんだん欲張りになってきた。
Aの愛が、僕だけに向けばいいのにって…
僕だけを愛して、僕だけがAに触れられればいいのにって…」






北人さんは下を向きながら、
懸命に言葉を繋いでいく


それは、北人さんの本気度を表すには
十分すぎた





慎「…俺も、Aの目に映るのは自分だけがいいと思った」

壱「…俺も」

龍「僕も…」





皆が次々に口を開く





玲「お前達の気持ちは分かった。
次は…A」

「えっ…」

玲「落ち着いてきたろ?話してみろ」

「……私は…」





全員がこっちを見る。


家族としてじゃない。
1人の女性として見てる。



彼らが望む答えを言えるだろうか。

彼らが幸せに喜べるようなことを私は言えるだろうか。






ギュッ…






「っ、」

玲「何も考えなくていい。
Aが言いたいことを、言えばいい」





握る手に力を込めて、そう言ってくれる。


1番苦手だった玲於さんが、今はこんなに心強いなんて…






私はゆっくり口を開いた

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ゆりか(プロフ) - ドロドロ楽しみにしてます^ ^ (2020年11月22日 3時) (レス) id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まあさの | 作成日時:2020年11月21日 23時

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