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#127 ページ27

you side





龍「…僕の奥さんになりませんか」




何度も再生する。

聞き間違えじゃない…よね?




「…え?」

龍「…僕と…結婚しいひん?」

「っ、何言って…」

慎「何言ってるんですか」





私の言いたかった言葉は、慎さんの言葉に変わった




「っ、慎さん!?」

慎「兄さん…今Aに…なんて言ったの?」

龍「っ…」

慎「兄さん…」

龍「…ごめん…」

壱「兄さんは謝る必要ないで」





次にリビングに現れたのは、壱馬さんだった





龍「…どうゆう意味や?」

壱「こいつも、Aを自分のものにしようとしてる」

「っ、壱馬さん、」

慎「なんで兄さんが知ってるんだよ」

壱「自分のこと棚に上げてよう言えたな」

慎「…棚に上げてた訳じゃない…ちゃんと分かってるよ…俺、兄さんに渡す気ない」

龍「っ…慎?」

慎「俺、Aを1人の女性として愛してる」

龍「っ…」

「慎…さん…?」

龍「ごめんやけど、僕も渡す気ないから」






頭が追いつかない…

今…皆は何を言っているの?





壱「…どうすんの、北人」

「…え?」




壱馬さんの声に、ガチャッと入ってきたのは、
辛そうな顔をした北人さんだった。





龍「…北人?」

北「…ごめん…Aだけは…渡せない」

「っ…」

慎「…さっきから言ってるけど、自分はどうなのさ」





慎さんは、壱馬さんを見てそう言った





壱「…俺は…っ」

慎「自分だけ逃げてんじゃねぇよ」

壱「っ、」






壱馬さんは私を真っ直ぐ見つめて、こう言った







壱「…俺は…Aを愛してる…1人の女性として」

「っ、」





皆…何を言ってるの…?


どうして…皆辛そうなの…?


私は、我慢できなかった






「…皆さん…何を言ってるんですか?」

北「…A…もう僕達はAをただの家族としては愛せない」

「私は…皆さんに家族として愛してもらって…っ…それで嬉しくて…ずっとこのまま皆さんと…っ」

慎「もう無理なんだよ」

「っ…」

壱「…俺らはもう、自分の気持ちに嘘つくことはできひん」

「冗談…ですよね…?」

龍「A…」

「冗談って言ってください!!」





どうゆうこと…?

私はどうしたらいい?
何を言えばいい?

皆とこのまま愛し合えればそれでいいのに。

どうすれば…






その時、リビングのドアが、もう一度開いた







玲「…お前ら1回落ち着け」

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ゆりか(プロフ) - ドロドロ楽しみにしてます^ ^ (2020年11月22日 3時) (レス) id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まあさの | 作成日時:2020年11月21日 23時

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