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#126 ページ26

龍友side





朝、リビングに行くと亜嵐くんがいた




龍「今日仕事やっけ?」

亜「…ちょっとね…」

龍「…また会いに行くんちゃうやろな」

亜「…」




龍友くんは、1ヶ月に1回ぐらい父親に会いに行く。

最低な人でも、彼の父であることに変わりわない




龍「亜嵐くん…言いたくないけど…」

亜「じゃあ、言わないで」

龍「っ…」

亜「…家族には手を出させないから…」

龍「亜嵐くん…」

亜「行ってきます」





出て行った亜嵐くん



やることが無くなった僕は、
久しぶりに朝ごはんでも作ろうと思って
キッチンに立つ



亜嵐くんは色んなものを背負ってる。


今だからこそ、5人全員働けるようになったものの、

身寄りのない僕らを雇ってくれる所は多くはなくて。



その時、亜嵐くんは身を削ってお金を稼いでくれた。
夜中に帰ってきて、朝一で出ていく。




"亜『…俺の身体は汚いから』"





「おはようございます」




そんな時に、亜嵐くんが唯一夢中になった女。


料理を手伝うと言って、僕の隣に立つA。

僕が味見を頼むと、素直に口を開けて美味しいと言う。




毎日…こんな日々が送れたら…





もちろん亜嵐くんのことを忘れた訳やない。
今の生活があるのも、Aに出会えたのも、
亜嵐くんがいてくれたから。


全ては亜嵐くんのおかげ。




けど…




この気持ちを我慢することも…
僕には難しい






龍「…僕の奥さんになりませんか」







いつしか、僕も彼女に夢中になっていて、




彼女を欲しがるようになってた。






亜嵐くんが身を削って守ってる家族。



その家族が崩れた時、亜嵐くんがどうなるかなんて少し考えれば分かることやのに、




その時の僕は、Aの可愛い鳴き声と、甘い雰囲気に、頭が回らんくなってた

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ゆりか(プロフ) - ドロドロ楽しみにしてます^ ^ (2020年11月22日 3時) (レス) id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まあさの | 作成日時:2020年11月21日 23時

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