You are mine 3 (ページ23)

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you side

やっぱり眠れなかった。

誰かいないかと思い、リビングに出ると

壱「…あれ？どうしたんこんな時間に」

壱馬さんがいた

「…なんか眠れなくて」

壱「なんかあった？」

「っ…」

壱「言えへんことなん？」

「いや…そうゆう訳じゃ…ないんですけど…」

壱「まぁ、こっちおいで」

壱馬さんが手招きするので、隣に座った

壱「で？何があったん？」

「…」

壱「他の皆には内緒にしたるから」

「…壱馬さんは…誰かを好きになったことありますか…？」

壱「え？」

「…俺のものになってって…言われました」

壱「…誰に？」

「…慎さんと…北人さん」

壱「1人だけやないんか…」

壱馬さんは読んでいた本を置いて、話を聞いてくれた

「私…ここしか居場所がないから…誰も傷つけたくないし…たった1人のものなんて…」

壱「…Aは…誰といる時が1番幸せ？」

「え？」

壱「誰といる時が1番愛を感じる？誰とのことを1番考えてる？」

「そんな…皆同じでっ、」

壱「じゃあ、誰とのセッ○スが1番気持ちいい？」

「っ！//」

壱馬さんと目が合う

壱「誰に触られた時が1番感じる？
誰とキスしたとき、1番溶ける？」

「か、ずまさん…//」

壱「Aは、誰と身体を重ねた時に、1番可愛い声が出るん？」

どんどん迫ってくる顔に、距離を取ろうと離れるが、それでもまだ近づいてくる

壱「なんなら、これから試してみる？」

「っ…壱馬さん…//」

壱「…俺はええで？今からでも」

「っ…」

壱「…しよか、今から」

「だ…だめ…」

壱「ほんまに…だめ？」

「っ…」

そんな顔されたら…

壱「…ほんま可愛い…」

「んっ……」

重なった唇は、どんどん深く交わっていく

ポロッと壱馬さんからこぼれた言葉

壱「…誰のものにもならんといて…っ」

その言葉を、私はしっかり聞いた、

でも…

壱「Aは皆のものなんやから、誰か1人決める必要なんて…ないんやで…」

そう言った壱馬さんの顔がすごく苦しそうで、

「…はい、おやすみなさい」

聞かなかったふりをした。

さっきはああ言ったのにどうして？
なんて言えなかったから。