You are mine (ページ10)

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#10 ページ10

亜○side

亜「壱馬」

壱「っ…なんだよ」

Aの部屋を出てから壱馬の部屋に行った

亜「もうやめろよな」

壱「んだよ…どうせ兄さんだってするじゃん」

亜「順序があんだよ」

壱「…Aの前ではあんなに紳士なのに」

亜「まだ手出すのは早いよ」

壱「んなこと言ってたらあいつ出て行っちまうぞ？せっかく手に入れたのにみすみす逃すのかよ！」

亜「壱馬！」

壱「っ…」

壱馬の言うこともある。

俺たちはずっとAが欲しかった。

Aが欲しくて、欲しくて、たまらなかった

本当は、その存在が目の前にあって
今すぐにでも襲いたい。

自分のものにして、もう二度と戻れないように

自分だけのものにしたい

亜「でもそれじゃダメなんだよ」

壱「…意味わかんねえよ[

亜「Aが俺たちを求めてくれるようにならないと」

壱「っ…」

亜「Aには俺達しかいないって、分からせないと」

壱「兄さん…？」

そうだ、二度と離れられないように、
Aが、俺達から離れられないように。

亜「まあ、気長に待てよ。
じっくり、じっくりだ」

壱「っ…」

壱馬の部屋を出て、自分の部屋に戻る

壱「…てめぇが1番怖ぇじゃん…」