You are mine (ページ8)

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#8 ページ8

you side

龍友さんに部屋を案内してもらった後、
そのままベットで寝てたらしい

○「…い…おいっ」

「っ…！」

目を開けると、上半身裸のイケメンがいた。

たしか…川村…

壱「風呂あいた」

「あっ…ありがとうございます…っ」

どこに目をやっていいか分からない…

もう早く出よう。

そう思って、彼の横を通り過ぎたはずだった

「きゃっ…」

私の体はベットに戻された。

上裸の彼に押し倒されて。

壱「あんたさ、こうゆうこと初めて？」

「えっ…」

壱「分からんふりしちゃって…」

次の瞬間、

彼の唇が、私の唇に重なった

「んんっ！」

壱「った……」

無理やり口を離すと、壱馬さんの唇から少し血が出ていた

「あ、ごめ…んなさい…」

壱「言うこと聞けへんなんて…悪い子やな」

「んんっ…」

また重なる唇

少し血の味がする、
お風呂上がりの彼からは、柑橘系の匂いがした

「んっ…はぁ…」

壱「はぁ…あま…」

「なんで…こんなこと…」

自然と涙が出てくる

壱「泣いても無駄やで？
もうあんたは、

"俺達のもんやねんから"」

何を言ってるの？

「私はあなた達のものじゃない…っ」

壱「じゃあ、他に帰るとこあんの？」

「っ…」

彼がニヤッと笑う

こんな狂気的な顔でさえも、美しいと思うのは
私の目がおかしいのだろうか

壱「追い出されたくないなら、俺らの言うこと聞くことやな」

「どう…して…ｯ」

怖い…涙が止まらない…

出たい…ここから出たい、

でも、行くとこなんて…ない…ｯ

＊「何してんの」