You are mine (ページ34)

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#34 ページ34

you side

その日の夜は、亜○さんと龍友さんだけ仕事があって、4人での食事になった。

壱「…」

北「…」

慎「…」

「…」

何だこの気まづさは…

年上組がいないとこんなに違うのか…

「あ、あの！」

いてもたってもいられなくて、つい言ってしまった

「好きな食べ物…なんです…か」

皆驚いた顔をしている

そりゃそうだよね…

慎「ふはっ、笑
何その質問、笑」

突然慎さんが笑いだした。

慎「俺、卵焼きだいすき」

北「僕は甘いものが好きかな」

壱「…辛いもの」

「っ…分かりました！」

なんか、皆さんの普通のことを知れた気がして
嬉しくなった

「…私、もっと皆さんのこと知りたいです」

北「え？」

「皆さんが私と暮らしてる理由については、まだ納得できないし、おかしいと思うけど、」

壱「まあ…な」

「でも、皆さんが私のことを知ってくれてるなら、私も皆さんを知りたいです」

慎「A…」

その後、慎さんが写真を見せてくれたり、
北人さんは花の紹介をしてくれたりして

なんとか無言は免れた。

でも、

「壱馬さんは？」

壱「……」

北「壱馬は喧嘩しかできないよ」

壱「花なんかより役に立つ」

北「はぁ、まだ分からないのかな」

慎「まぁまぁ笑」

壱馬さんだけは教えてくれなかった。

食べ終わって、お風呂を洗ってる時だった

ガラッ

「え、壱馬さん？」

壱「……」

「どうか、しました？」

壱「…今日夜、11時に俺の部屋集合」

「え、？」

壱「…俺の事教えてやる」

「っ！はい！」

この時の私は、
壱馬さんのことを知れるってウキウキしてた