You are mine (ページ4)

今日:19 hit、昨日:2 hit、合計:39,629 hit

#4 ページ4

you side

シャワーを浴びて、浴室をでると、
白濱さんが用意してくれたのか、服が置いてあった。

それに腕を通すと、フワッと香る匂い

甘くて、危ない、叩禛性のある香り

「…何の匂いだろ」

さっきの部屋に戻ると、そこにはもう白濱さんの姿は無かった。

そういえば、リビングにおいでって言ってた…

扉を開けると、大豪邸の廊下みたいなのが広がってた。

歩きながら、廊下を見回す

黒を基調とした壁に白いラインが入ってて、何メートルか置きに花が置いてあった。

「っ…」

一際目立つ花があった、

「紫のチューリップ？」

見たことない色…

思わずそっと手を伸ばす

○「触らないで」

「っ！」

突然声がして振り返ると、
白濱さんとは違うけど、綺麗な顔立ちの男の人が立ってた

「ご、ごめんなさい…綺麗で…」

○「分かるの？」

彼はそう呟くと近づいてくる

○「この花、この辺じゃ咲かないんだ。
綺麗なのに、皆紫の花はおかしいって…」

「私は…好きです」

○「っ…やっぱり君は、違うんだね」

彼はそう言って、紫のチューリップを1つ手に取る

北「君にあげる」

「えっ…」

北「Aと僕との出会いの記念に…」

冷たい人には思えたけど、そうでもないみたい
むしろ少しロマンチストなのかな…

それにしても、どうして私の名前知ってるんだろう…

その花を受け取る

「ありがとうございます」

北「どういたしまして、
てゆうか、こんな所で何してたの？」

「あっ、リビングに…」

今気づいた

「リビングってどこ？」

北「ははっ笑」

…笑うと可愛いんだ

北「じゃあ、一緒に行こうか」

「えっ、」

北「おいで」

ここに住んでる人達の声は、

甘くて、艶っぽい