You are mine (ページ27)

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#27 ページ27

you side

ｺﾝｺﾝｯ

今は何時なんだろう。

鳴らされたドアの音で目が覚める

「…はい」

亜「あ、入っていい？」

「…どうぞ」

亜○さんが水を持ってきてくれた

「ありがとうございます」

水を1口飲む

亜○「ずっと部屋にこもってるから…なんかあった？」

「…」

何も言わない私に

亜○さんは、私の手をそっと握る

可愛い白い花

亜「何でも話してごらん」

「っ…」

私はゆっくり口を開いた

「…私、悪い子なのかもしれない」

亜「…」

「今まで皆が大切にしてくて、それが当たり前だと思ってて。ハグされるのも、キスされるのも嫌だと思ってたはずなのに。
それが無くなると、寂しい…」

亜「…」

亜○さんの顔は分からないけど、
何も言わない

「…私だけがいいなんて…思いたくないのに…ｯ」

視界が滲む

こんな、だらしない気持ちは嫌なのに。

「こんな子…誰も好きになってくれない…ｯ」

もう一度触れた亜○さんの手。

思わず顔をあげると、

亜○さんは、微笑んでいた

亜「…悪い子だね」