You are mine (ページ26)

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#26 ページ26

you side

夜中に目が覚めて、何も考えずに部屋を出た

もう皆は帰ってきたかな。

＊「んっ…あ、らん…」

聞こえてきた声は、明らかに女の人の声で

何をしているかなんてすぐに分かった。

亜○さん…彼女できたのかな…

なぜか胸が傷んで、耳を塞いで逃げ出した

次の朝、リビングに行くと亜○さんがいた。

亜「あ、おはよう」

「っ…おはようございます…」

亜「…どうした？」

少し気まづくて、避けるような態度をしてしまった

prrr…

亜○さんの携帯が鳴る

亜「もしもし？…え？もう？
俺も会いたいけど…」

「っ…」

昨日の女の人かな…

亜「うん…うん…分かったよ、すぐ行く」

通話は終わったらしく、亜○さんが立ち上がって一旦部屋を出たかと思えば、
外行きの服に着替えてまた帰ってきた

亜「ごめん、俺ちょっと出るね」

「…」

亜「A？」

どうしたんだろう…私…

どこにも行って欲しくない。

今まで私だけだったのに。

私だけ…私だけ…っ

亜「A？」

「っ、」

気づけば目の前まで来ていた亜○さん

亜「…大丈夫？」

「あっ、大丈夫です！
行ってらっしゃい…」

亜「…うん」

出て行った亜○さん

「私…どうしちゃったんだろう…」

怖くなって部屋にこもった。

ずっとみんなそばにいてくれたから、それが当たり前だと思ってたんだ…

みんな普通の男の人で、恋だってするし、
私以外に大事な人ができてもおかしくないのに。

「…こんな気持ち…嫌だ…」