You are mine (ページ24)

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#24 ページ24

you side

次の日、朝早く目覚めてしまった

「…水…」

水を求めてリビングに行く途中だった

○「おはよう」

「っ！」

突然後ろから誰かに抱きしめられた

嗅いだことない匂い。

「だ、誰ですか」

慎「長谷川慎」

「ま、こと？」

"龍『北人と壱馬と慎の部屋』"

そういえば、龍友さんがそんな名前を！

慎「…やっと会えた」

「あ、あの…」

慎「ん？」

「離れてください…」

慎「えっ、」

驚いたような声を出して、慎さんはそっと手を離した

慎「…離れてほしいの？」

「え？あっ、はい…」

慎「…んだよ…まだ染まってないのか…(ｺｿ」

「はい？」

慎「あ、ううん！なんでもない！
俺、写真撮りに世界中回ってんの。だからほとんどこの家にはいないんだ」

「じゃあ、なぜ今ここに？」

慎「え？そりゃあ…」

慎さんは何かを考えた後にこう言った

慎「新しい家族ができたって聞いたから！
会いたいなーと思って！」

「あぁ…」

だからさっき"やっと会えた"なんて言ったのか

「Aです。よろしくお願いします」

慎「うん！よろしく！」

「じゃあ、私行きますね」

慎「あっ、待って！」

慎さんが私を呼び止めた

慎「いつか、君を撮らせてくれないかな」

「私を？」

慎「うん」

「でも、私なんかっ…」

慎「俺が撮りたいんだ。ダメかな？」

「…別にいいですけど、期待には添えられませんよ」

慎「ありがと！」

どうして私なんだろう、

綺麗な人なんて他にいっぱいいるのに

慎「1枚じゃ、足りないな…」