You are mine (ページ21)

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#21 ページ21

北人side

Aが帰ってきたと聞いて、急いで部屋に行く

もう1週間もAを感じてない

「んっ…」

聞こえてくる2人の声

…何してんだ？

しばらくして、ごめんねって声が聞こえて
ドアが開いた

北「兄さん…」

亜「北人、」

北「…何してたの？」

亜「…A、あいつらに変な薬飲まされてた」

北「っ、それって…！」

亜「たぶんな…
だから解毒剤を飲ませた。それだけだ」

北「…ほんとにそれだけ？」

亜「…あぁそれだけだ」

亜○兄さんは俺の肩をポンっと叩いて
去っていった

扉を開けて、Aが寝ているベットに近づく

スヤスヤ寝ちゃって…。

ただ俺らを優しい人達だと思ってんだろな…

北「そんなんじゃないのに…」

みんなAに依存してる。

Aを自分のものにしたくて、必死になってる

僕も同じなのかもしれない…

北「…僕を選んでくれるかな」

ベットにあがって、そっとAの髪を撫でる

北「僕だけの花…誰にもあげない…」

ベットに眠る僕のプリンセスに
そっと、キスを落とした

次に目覚めると、彼女の瞳は僕を見つめてて
胸が高まった

僕を…見てくれてる…！

思わず抱きついた。

離したくない。誰にもあげない。

「どうして皆さんは、私にそこまでしてくださるんですか？」

北「え？」

「だって、ただ捨てられてただけの子なのに」

北「違うよ」

絶対に違う。

皆おかしいかもしれないけど、Aのことを大事にしてる気持ちは間違いない。

あの時、バラバラだった僕達は

亜○兄さんを初めとして、Aに夢中になった。

バラバラだった僕達が

"Aを自分達の物にする"

それを目標に1つになれた。

Aがいなきゃ、今の僕達はいないんだ。

もう僕達にとって、君はいなきゃいけない存在なんだ

だから…

北「だからずっとここにいてね」

絶対に、逃がさない