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コンコン



誰も戻ってこないはずなのに鳴らされたドア




亜「…はい」


「あ、入江です!」



新しいマネの入江さんだった



亜「あ、あぁ…どうぞ」


「すいません、失礼します!」



入江さんにも今回の俺の件でたくさん迷惑をかけている。いろんな人に頭を下げて回ってくれている



亜「あの、入江さん。今回は迷惑かけてしまってすいません」


「なんの話ですか?」




何言ってんだよ。迷惑でしかたないはずなのに




亜「俺のせいでいろんな人に頭下げてますよね?」


「あー。確かに今月はたくさん謝りましたけど、別に迷惑だなんて思ってません」


亜「え?」


「亜嵐くん。迷惑なんてたくさんかけてください。私はGENEのマネですから」



入江さんは俺の向かい側に座った



「誰かに迷惑かけたことよりも、亜嵐くんの心が心配です」


亜「え?」


「世間の評判とか迷惑とかはお金のおかげで日が経てば消えるけど、亜嵐くんの傷は消えない」



俺の…傷?



「自分のことを大事にしてくれる人をちゃんと見極めてください」



この人は何を言ってるんだろ



亜「見極めるって、どうやって…笑」


「簡単です!
亜嵐くん、手出してください」



言われた通りにすると、彼女は両手で俺の手を包み込んだ



亜「えっ?」


「どうですか?何か感じますか?」




何か…




亜「あったかい…」



「なぜだか分かりますか?」


亜「いえ…」


「私が亜嵐くんを大事に思ってるからです」


亜「え?」


「私にとって亜嵐くんは大事です。大事に思ってくれてる人の手は温かいんです」



意味がわからないけど、安心している自分と
少しドキドキしている自分がいる



「この手を離したくないって思ったらその人が大切な人です」



僕の手から温もりが消えた。どこか寂しかった



「亜嵐くんの手冷たい…笑
私の事大事に思ってませんね?笑」


亜「あ、いやそんなこと」


「うそです笑」


彼女の優しが消毒液みたいに心にしみる



亜「…ありがとう」


「いえ!マネとして当然です」





話が終わる頃には俺の重い感情も消えていて、ただただ、もう一度手を繋ぎたいと思った



あの温もりがほしいと思っていた




顔もタイプじゃないのに、まっすぐな言葉と温かい手の温もりが忘れられなくて









あの手を離したくないと思っていた







そこから俺はAちゃん呼びにかえて、猛烈なアタックを続けているが…






かなり手強い…笑

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設定タグ:GENERATIONS , RAMPAGE , 紅一点   
作品ジャンル:恋愛
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GENE love - まあさのさん» ありがとうございます! 読んでるとすごいキュンキュンします! 続き楽しみです! (2019年3月26日 22時) (レス) id: 1e4df9a365 (このIDを非表示/違反報告)
まあさの(プロフ) - GENE love さん» 全然大丈夫です! (2019年3月26日 9時) (レス) id: 4564d0de60 (このIDを非表示/違反報告)
GENE love - まあさのさん» 泣かないで~ こちらこそよろしくお願いしてます! 最初タメになってごめんなさい! (2019年3月24日 22時) (レス) id: 1e4df9a365 (このIDを非表示/違反報告)
まあさの(プロフ) - GENE love さん» 泣いちゃいます…泣 これからもお願いします! (2019年3月23日 23時) (レス) id: 4564d0de60 (このIDを非表示/違反報告)
GENE love - まあさのさん» いえいえ! すごくお気に入りの小説で読むの凄く楽しみなんです!  (2019年3月23日 23時) (レス) id: 1e4df9a365 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まあさの | 作成日時:2019年3月18日 20時

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