【YouTuber】TimeLimit（ﾀｲﾑﾘﾐｯﾄ）

5月8日（日）23:00 ページ13

診察室から出るとイスにヒカルが座ってた。


「なんや、また泣いて。アカンかったんか？」


「…ううん。…5月いっぱいまで…生きれる…」


泣きながら言う私をヒカルはそっと抱きしめてくれて、


「よかったな」


それ以外は何も言わなかった。






「あ、撮影は何時から…」


「11時から行くか。まえっさんに車出してもらうわ。」




時間になり、ヒカルがまえっさんに連絡して、まえっさんが車を運転してくれた。


今日の企画は、遊楽舎の店長に、私とヒカルが付き合いますって言ったらどんな反応をするのか。


「なんか、ドキドキする…」


「店長なんて言うやろなw」
　

話をしながら遊楽舎に入り、早速本題に入っていく。


「視聴者さんにもお知らせなんですけど、俺とAが付き合うことになりました。」


2人でカメラに少し頭を下げる。


「え、自分達いつからそんな話なってんの」


アラカ様に動揺する店長。


「昨日ですねw」


「ちなみにどっちからなんですか？」


少しニヤニヤしながら聞いてくる店長。


そんなん決めてなかった…

　
どうしよ…


「あ、私の方から…」


「え、ホンマに？いつか結婚すんの？」
　

えぇぇぇ！


そんな先のことまで!?


まえっさんも爆笑してるし…
　

「まぁ、考えてますよ」


ニヤッと笑みを浮かべながら、私の腕を取り、後ろから抱きしめてくる。


「〜〜っ!!／／／」


思ってたより人に見られるの恥ずかしい…／／／


その後も、店長の質問攻めにあい、そろそろネタバラしすることになった。


「でも、視聴者が炎上とかせえへんの？」


「大丈夫ですよ。これドッキリなんでw」


ヒカルが爆笑しながら言うので店長も私も爆笑。


「なんやねん！お前らめっちゃイチャつくからホンマに付き合ったと思ったやんけww」


「そんなイチャイチャしてないですよ！」


私が恥ずかしそうに言うと店長が、


「お前ら、どうせお似合いなんやから付き合ってまえや！」


冗談半分で言ってるのは分かってるけど、少し嬉しくなって顔を赤らめた。


「まぁ、そのうち付き合うかもしれませんねww」


ヒカルが冗談で言った言葉に、不覚にもドキッとしてしまった。


まえっさんはそれを見てニヤニヤした顔を私に向けてきた。


ヒカルが本気じゃないって分かってるけど、期待しちゃう…


ヒカル…期待してもいいの？


5月8日23時、いろいろドキッとさせられました｡

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