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Story10th 《心配》 ページ10
「あ、おかえりなさい。ドラマどうだった？」
「ただいま。…普通です。」
寮母は本当にいつも心配してくれてる…
私なんて放っておけばいいのに
「おい、お前、昨日の昼から食ってねぇだろ？」
この声は須藤暁人
会いたくなかった人
「それが？悪い？」
寮母、須藤暁人に言っちゃったんだ
まぁ、いいけど
「お前は俺に服従だろう？晩飯は食えよ？今からだし。」
「き、今日は食べるわよね！先羽さん！」
「…食べないですから。放っておいて。」
食べなくて死ねるなら別にそれでいい
いらない
本当にお腹が空いてる訳でもない
ただ食べたくない
自分の身体なんてどうなってもいい
私が消えたところで悲しむ人はいない
いっそ早く『嘘』に溢れた世界から消えたい
Story11th 《怪我》→←Story9th 《ドラマ》
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作者名：まなきゅん | 作成日時：2017年6月25日 16時
