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Story9th 《ドラマ》 ページ9
「お、ヒロイン来たぞ〜!」
「…今日からよろしくお願いします。ヒロイン役の先羽Aです。」
昨日の昼ご飯も晩ご飯も今日の朝ご飯も一口も食べてない
寮母にはスゴく心配されたけど「誰にも言わないでください」って口止めしてきた
演るとなったら演るしかない
私なんてこの世に必要ないんだから
「じゃあ始めっから撮るよ!えーと、始めはモデルで写真撮ってる風景でいいから簡単だね!いつも通りやってみて」
カシャカシャ!
「じゃあ次からセリフ入るよ〜!頑張ってね!Aちゃんなら大丈夫だろうけど」
ほら、また…
私が言ってほしくない言葉
「よーいアクション!」
(最近どうなの?学校とか。楽しい?)
「…う、うん!楽しいよ!」
(そっか〜恋愛とかは?)
「へ!?恋愛!?絶対ないですよ!」
(なんだ〜残念だなぁ…)
「はい!カット!OKだよ!いいよいいよ!」
本当にこれで良いと思ってんのかよ
まぁ、私には関係ない
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作者名:まなきゅん | 作成日時:2017年6月25日 16時