４話とか早いね ページ5
sideA
私と勇次郎は、3年前に葬式で会った。
私も勇次郎も、中学校の制服を着て名前も知らなかった人のお葬式につれてこられた。
特にすることもなかったので、遊び相手を探そうとしていたら、彼が声をかけてくれたのだ。
「ね、今からゲームするんだけど、一緒にしよう？」
誘われたそれはスマホゲームだった。
勝った、負けたを繰り返し、ひたすらゲームばかりしていた。
当時から人見知りを発揮していた私も、帰り際には寂しいと思ってしまった。
帰りたくないな。
そう呟いた瞬間、彼は言ったのだ。
「LINEっ！！交換しよう」
その言葉が嬉しくて、私は笑顔を見せたんだ。
夕焼けに染まる勇次郎の顔が少しばかり赤かったのも、LINEでの改まった会話が少しばかりくすぐったかったのも、
…今日名前を見て、少しばかり嬉しかったのも。
「会いたかった。」
全部全部、伝えたかった。
「ね、この事秘密にして。」
勇次郎が、口に手を当てて言う。
「そういう勇次郎だって、言わないでよ？？」
私も、真似をして言う。
「勇次郎、」
不意に呼んでみたくなった。
「仕事、頑張って。」
「ああ、」
「なんか冷たくなってる」
「これが僕の本性なんだよ」
「え、変わったんだね」
「Aは、変わらないね。」
勇次郎が、言った。
変わらない。
自分では、変えたつもりだったのに。
変わろうとしたのに。
「…そう？」
「そのままでいてよ。」
「え？」
驚いて、聞き返す。
「…変わらないでよ。」
勇次郎の耳は、赤かった。
あわてて時計を見た。
「まずい、仕事だ。」
「あ、ごめんね。こんな、遅くまで」
私が謝ると、彼は微笑んだ。
「帰ったら、LINEする。」
そういって、去っていった。
翌日、菜月が会うなりスマホの画面を見せてきた。
それは、昨日のLip×Lipの音楽番組での動画。
曲が始まる前の、MCさんとの会話の様子だった。
「最近、ビックリしたことはなんですか？？」
「えっとですね、先日高校に入学したんですけど、そのときに従姉妹と再開しました」
「え、そうなの？？俺全然聞いてないんだけど」
「言ってないもんw」
「従姉妹さんとはよく会うんですか？？」
「いえ、３年ぶりに会いました。」
「へえ、３年前と変わってたの？」
「笑顔とか、話し方とかは全然変わってなかったんですけど、可愛くなっててビックリしました。」
「従姉妹ちゃん羨ましいっ！！！！！って、A？」
顔が、熱い。
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ひな - ぴすまなさん» あああああああああああ！最高です！こんにちはぁぁぁ(?)僕個人的に勇次郎推してるのどぇ((( 勇次郎落ちにならないかな…………なんて私なんかがすいませんんんんんん！ (2021年3月10日 17時) (
レス) id: d1125eaad7 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ(プロフ) - ぴすまなさん» いつでも待ちます！たまには休んで頑張ってくださいね(｀･ω･´)ふんすっ！ (2020年2月26日 15時) (レス) id: 92d1256844 (このIDを非表示/違反報告)
ぴすまな(プロフ) - リンゴさん» リンゴさん！！毎回温かいコメント本当にありがとうございます！全力で頑張ってきますのでそれまで、待っていただけると嬉しいです！！ (2020年2月26日 15時) (レス) id: 450cbd4257 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ(プロフ) - ゆっくり落ち着いたらで大丈夫です！この時期忙しいのでご無理はしないでくださいね！ (2020年2月25日 20時) (レス) id: 92d1256844 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ(プロフ) - いえいえ！！ご無理をなさらず頑張ってくださいね！ファンとして応援してます！ (2020年1月6日 21時) (レス) id: 92d1256844 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴすまな x他1人 | 作成日時：2019年12月14日 21時
