14話からだよ ページ18
sideA
「雑用なんよ、ここ。」
そう。雑用係だ。
女子はこちらをチラチラと見ながら何かしゃべっている。
きっと、このせいだ。
菜月と颯了は、やりたいこと係をしている。
特にやりたいこともなく、特技もない私は、本当は別の係だったのだ。
けど、
「染谷さん、あのね、係を交代してほしいんだけど…」
「…あ、いいですよ、何の係ですか？」
「ありがとー！あ、でも、私の係、合併しちゃったらしいんだけど…ちょっと田中くんに確認するね！！」
その子が確認したところ、新しく雑用係を作ることで解決したそうだ。
ひよりちゃんも、私と同じようにこうなった。
「雑用ねぇ…」
「だから、田中くんがこっちに回したんじゃない？？たぶん雑用って買い出しとかだと思うし…」
「って言ってもな…」
「あ、ひよりちゃん、部活行かなくていいの？？」
気になって、言った。
「へっ！？いやっ！うち、こっちをする！！」
「ダメだよ。バイトでほとんど行けてないんでしょ？？こっちは私一人でできるから、行っておいでよ」
「え、あ、うち…」
「涼海さん、行ってきて。それでバイトに影響出たら、大変だし。」
勇次郎が、口をはさんだ。
「こっちもすぐに終わらすから」
愛蔵がボソッと言う。
「え、じゃあっ！！行ってきますっ！！」
ひよりちゃんは元気よく走って部活に向かった。
私も、園芸部のやつあるんだった。
けど…
愛蔵君や、勇次郎に手伝ってもらってるのに、
二人だって仕事あるのに残ってるんだから、
そんな私のことなんて、言えるわけがない。
「えっ、と、買い出しの物だけリストアップして終わる？」
「僕達今日仕事ないから、時間は気にしないで。」
勇次郎が言った。
いや、私が気にしたいんだけど…
そう思ったけど、言えるわけがない。
やる気になってる人を止める資格なんて、ない。
「っとと、とりあえず、他の班に何が必要か聞いてくるね、待ってて…」
「A！」
愛蔵君の声だった。
「…？あ、ごめん、なんか不十分だった…？」
何か伝え忘れたのかと思い、メモ用紙に目線を下げると
「用事、あるんだろ？」
思いがけない言葉だった。
なんで…？
そんな私の心の声を聞いたように、愛蔵君は言う。
「こっちは俺等がするから、お前も行ってこい。先輩待たせてるんだろ？」
全部、言われた。
「…ででも、私…」
「やるから。ちゃんと。だから…自分の心配しろって…」
愛蔵君に、言わせてしまった
「ごめん！！行ってくる！！」
ごめんね。
ありがとう
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ひな - ぴすまなさん» あああああああああああ！最高です！こんにちはぁぁぁ(?)僕個人的に勇次郎推してるのどぇ((( 勇次郎落ちにならないかな…………なんて私なんかがすいませんんんんんん！ (2021年3月10日 17時) (
レス) id: d1125eaad7 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ(プロフ) - ぴすまなさん» いつでも待ちます！たまには休んで頑張ってくださいね(｀･ω･´)ふんすっ！ (2020年2月26日 15時) (レス) id: 92d1256844 (このIDを非表示/違反報告)
ぴすまな(プロフ) - リンゴさん» リンゴさん！！毎回温かいコメント本当にありがとうございます！全力で頑張ってきますのでそれまで、待っていただけると嬉しいです！！ (2020年2月26日 15時) (レス) id: 450cbd4257 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ(プロフ) - ゆっくり落ち着いたらで大丈夫です！この時期忙しいのでご無理はしないでくださいね！ (2020年2月25日 20時) (レス) id: 92d1256844 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ(プロフ) - いえいえ！！ご無理をなさらず頑張ってくださいね！ファンとして応援してます！ (2020年1月6日 21時) (レス) id: 92d1256844 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴすまな x他1人 | 作成日時：2019年12月14日 21時
