テニス 236 ページ3
.
『それでは、そろそろお開きの時間となりました。最後に手塚コーチから一言、お願いします』
私の手から、手塚へとマイクを渡す。
手塚｢こうしてまたみんなに会えた事、とても嬉しく思っている。
ここに居る者はお互いがライバルであると同時に、共により高いレベルを目指す仲間だ……改めて皆に言う。
……油断せずに行こう。｣
皆が手塚を見つめて拍手をしている中、外を出ていく者が2人。
『真田…と…跡部？』
私は不思議に思い、彼らについて行った
『ここ…って…トレーニング室……』
本来、この時間帯ならばここは閉まっているはずなのだが……
まぁ、どちらにしろトレーナーとして、見過ごす訳にはいかないなぁ？
そう思い彼らに注意するためにドアノブを捻り、中に入ろうとした瞬間、
部屋の中の会話が聞こえてきた。
跡部｢なぁ、真田。俺はこの合宿……ちょっと、かったるいと思ってたんだ。｣
真田｢トレーニング中だ。愚痴の相手ならゴメンだ、静かにしてくれ｣
跡部｢まぁ聞けよ。…だけどそれは今日で変わった｣
真田｢！、……手塚か。｣
跡部｢あぁ。俺にとっちゃ本当のライバルと言えるのはアイツだけだからなァ｣
真田｢ふぅ…………向こうは別に、そうは思っちゃいないかもしれんぞ。｣
跡部｢ふんっ、言ってくれるじゃねーか。……お前も本当は、俺と同じ気持ちなんだろ？｣
真田｢…………｣
跡部｢お前とは白黒つけなきゃな。アーン？
…………………………試合やろーぜ。｣
真田｢……良かろう。｣
真田が試合許可を出した瞬間に、ガチャっと扉を開けてやる。
『2人共何してるんですか、こんな夜遅くに……この時間はトレーニング禁止ですよ？』
そして二人の目の前に立ち、ドン！と仁王立ちする。
まぁ、私の方が小さいから威厳も何も無いんだけど……
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 253人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「テニスの王子様」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美由紀(プロフ) - まおまお♪さん» 楽しみにしています！ (2018年3月7日 12時) (
レス) id: 9e4be1b4f0 (このIDを非表示/違反報告)
まおまお♪(プロフ) - 美由紀さん» 引き込まれる、なんて照れますね！笑ありがとうございます！頑張ります！！！ (2018年3月7日 12時) (レス) id: c847dd6b73 (このIDを非表示/違反報告)
美由紀(プロフ) - すごく読んでて引き込まれる作品ですね！更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2018年3月6日 23時) (レス) id: 9e4be1b4f0 (このIDを非表示/違反報告)
まおまお♪(プロフ) - 黒曜さん» 新テニは検討中です！！この作品ではなく、他の作品で新テニの小説を書くかも知れません！！ (2018年2月28日 16時) (レス) id: c847dd6b73 (このIDを非表示/違反報告)
黒曜 - 新テニスの王子様は、書くんですか！ 時間が余ったらお願いします！ (2018年2月28日 15時) (レス) id: c0632f76ff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まおまお♪ x他1人 | 作成日時：2018年1月15日 19時
