【新テニスの王子様】堀尾の姉は青春学園の副生徒会長

試合終了 ページ40

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｢うおぉおお！！｣





声を上げ、まるで突進するかのように桃はボールを打つ



が、これも防がれてしまう。






｢しゃらくせぇっ！！｣




腕で抱えるのが面倒になったのか、
無理やりラケットを手で握る桃。







｢(握れるのかっ！？)｣




驚く鬼。





｢(俺が負けちまったら……俺がここで負けちまったら…っ…！ここにいる中学生全員が舐められちまうじゃねぇかよっ！！)｣





｢桃城……。｣




神尾がポソリと呟く。





『桃っ！！』




皆の悲痛な表情と声が耳に木霊する





｢(一球でいい……一球だけでも……！！)｣


｢(桃先輩……っ！！)｣





リョーマの手摺を持つ手が更に強くなる。





｢うぉおおおっっ！！！！！｣





桃がジャックナイフを打つ


が、それよりも遥かに強いブラックジャックナイフで
返されてしまい、それにより試合終了。





｢ゲームアンドマッチ、鬼！シックスゲームトゥーラブ！｣



｢ありがとう、ございました……っ……おに、せんぱい……｣





息が切れ、力尽きて地面に倒れるが、礼儀は忘れない


桃は腕で目を覆いながら、お礼の言葉を口にしたその姿を見た途端、



1粒の涙が零れ落ちた。








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今回、少しだけ更新日遅れますm(_ _)m
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