【新テニスの王子様】堀尾の姉は青春学園の副生徒会長

おかえりなさい。 ページ11

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その生意気そうな声……間違いない





『リョーマっ！』






まるで何年も会ってなかったかの様な気持ちに陥り、私はクルリと彼に向き直り、抱き着いた。






｢わっ。ちょ、A先輩、苦しいっス……！｣



『リョーマ、おかえりっ！』





ギュッ……とリョーマの首元に抱き着き、先ほどよりも強く抱きしめる。






｢…………ただいま。｣






照れくさそうに言うリョーマにクスリと笑い、私はそっと離れた



途端、後ろからドタバタと音をたてながら皆がリョーマの元へと駆け付ける






｢越前！！｣





大石が嬉しそうに越前の名前を呼ぶ

それに対して越前は帽子の唾を少し上にあげ、｢ちーす。｣と、お馴染みの言葉を口にした。






｢ちーす。じゃねぇよコノヤロウ！｣


｢おーちびーー！！｣





桃がリョーマを絞めるようなポーズをし、英二がリョーマの頭を何度もチョップする






｢苦しいッスよ桃先輩！！……痛いッスよ！英二先輩！｣


｢いきなり姿を消して……心配したぞ越前！｣


｢越前が呼ばれる確率120%。データ通りだ。｣


｢フシュー……。｣


｢ウェルカム、バーック！！｣


｢おかえり、越前｣





それぞれが越前の帰還を喜び言葉をかける

そして手塚は表情は無表情だが、少しいつもより柔らかいものに変わっているのが手に取るようにわかった。





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