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二話 ページ3

それにしても、藍月はいつでも話聞いてくれるな。
俺、友達にしとくには結構めんどくさいタイプだと思うんだけど、ほんと良い奴だよな。
あの時助けてくれなかったら、俺はこんなに社交的?な性格にもなれてないだろうし、マジで感謝しかない。
『あーあ。これで俺の運だけもうちょっと良くなれば、迷惑かけずに済むのにな〜』
「何の話?」
『ふぁっ!?』
「どーも。ちょっと道教えてくれへん?」
『えっと、道、ですか?』
なんか凄い髪の赤い人だな。
関西弁っぽいし、関西から来たのかな。
『どちらへ?』
「〇〇大学って、どの辺か分かる?」
『え?それなら、この道を真っすぐ行ったら右に曲がってもらって、そのまま少し進んでもらうと目印が立ってますよ』
「ほんまに!?ありがとう!」
『いえいえ』
この人、うちの大学になんの用なんだろうか。
「ほんまに助かった。ありがとう!またな!」
『あ、はい。お気をつけて』
...またな?
まぁいっか。
帰って資料探そ。

〜翌日〜
<〇〇大学>
『ふぁーあ。おはよ、藍月』
「おはよ。相変わらず眠そうだな」
『うん』
「そんなんで一コマ目大丈夫かよ」
『...ダメかも』
「俺も一緒に行ければいいんだけどな」
『流石にそれはね』
「じゃあ、今日も昼にいつものベンチでな」
『うん。じゃあまた昼に』
「おう」
ってな感じで、いつも藍月と一緒に飯を食ってるわけだけど。
結局昨日の人、何だったんだろうな...
ま、考えても分かんないし、とりあえず紺野先輩と資料の受け渡しの約束してるカフェまで行きますか。

<大学内・カフェスペース>
とりあえず来たけど、約束の時間よりちょっと早いかな。
「おっと、早めに来たつもりだったけど、待たせちゃったかな?」
この声は!
『俺も丁度今着いたところですよ、紺野先輩』
「だから入口近くで立ってるわけね。とりあえずどこか座ろうか」
『はい』

「注文、何にする?」
『じゃあ...カフェオレで』
「すみませーん」
店員「はい。ご注文お決まりですか?」
「カフェオレとアイスコーヒーお願いします」
店員「かしこまりました」

店員「お待たせしました。ご注文お揃いですか?」
紺野「はい」
店員「ごゆっくりどうぞ」

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作者名:ストーリーテラー | 作成日時:2023年3月27日 22時

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