Civil War － After story － (ページ44)

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『そうだな。俺もそう思う。』

「…けど…彼女は自分がどうなってもいい。
と言っていたので、たぶん行くかと…」

『いくら命の恩人でもな…』

『それならこれはどう？』

すると次はワキシモフさんが口を開いた。

『そのアンドウって人を私達も一緒に探すの。
そしたらバッキーの事も
協力してくれるんじゃない？
言わば等価交換ってやつよ。』

『でも、もし敵の罠だったらどうするんだ？
彼女もそうだが、俺たちも道連れになるぞ。

それに等価交換にしては
向こうの方が割合的に大きいだろ。』

とウィルソンさんが言う。

そりゃ、そうだ。
今日、会った人に頼める話じゃない。

「…分かりました。
僕も彼女に行って欲しくないですし
彼女をどうにか…」

『いや、行く。』

そう言った声の主を皆が目で追う。
その声の主は腕を撃ち抜かれたのにも関わらず
元気なロジャースさんだった。

『サムの言う通り、割合的にはおかしいが
これでバッキーの情報を手に入れられるなら安い。

それに…僕の性格上、放っておけない件だ。』

『…あなたならそう言うと思った。分かったわ。』

『さすが、キャプテン。俺も付いていきます！』

ワキシモフさんの案に初め乗ったのは
ロジャースさん、ロマノフさん、
ラングさんだった。

そして…

『…分かったよ！
キャプテンが言うなら行くしかないね。』

『そうだな。』

そう言うと
ウィルソンさんとバートンさんも乗った。

「あ、ありがとうございます！！」