MeseMoa.短編集 【合作】

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野「へえ、誰なんだよ?」
あ「ないしょ。日記書く時に必ず書いとくよ、好きな人。」
野「そっか、それならいいんだ。じゃあ寝ようか。おやすみ、あおい。」
あ「おやすみなさい。」

〜翌日〜

野「あおい、おはよう。」
あ「おは、よう。」
野「今日は何色が見えなくなったんだ?あ、カラーボールあるんだった。ほれ、これの中で黒く見えるのは?」
あ「･･･ぜ･･･んぶ。」
野「全･･･部?」
あ「うん。」
野「色は全部違うんだけどな･･･。一応病院行くか、おかしいかもしれないし。」

〜病院yeah〜

医「･･･異常ですね、これは。発狂してしまう日も遠くはないでしょう...」
野「そう･･･ですか。」

〜白部屋now〜

あ「野崎さん、俺はいつ、壊れてしまうの?」
野「わかんない。でも、あおいが壊れてしまっても俺は最後まで一緒にいる。だからもう、寝る?」
あ「意味わかんないw でも･･･寝る!」

〜翌日〜 〜桧皮side〜

ん･･･うるさいな･･･あおいか?

あ「うわああああああああっ!!いや!助けて、誰かぁっ!!」
野「あおいっ!?落ち着け!いいか、深呼吸するんだ。」ｷﾞｭ
あ「野崎･･･さん、俺何にも見えない。野崎さんも見えない。やだよぅ、やだよぉ･･･!!」
野「落ち着けって。大丈夫、俺がついてる。あおい、俺はここにいるからっっ...」

急なあおいの精神崩壊で俺までおかしくなっていた。
薄々気づいていた、自分のあおいへ対する「恋心」。
あの時はショックだった。最後には「自分から殺してと訴える」という結末を迎える。と言われた時は。
今はゆっくりあおいを落ち着かせていこう。

〜数時間後〜

あ「っはぁ。野崎さん、お願いがあるんだ･･･。俺が死ぬまでずっと･･･手を繋いでて?」
野「!!･･･おう、いいよ。あおいの言うことなら。」
あ「ふぁ〜、ねむ。」
野「もう寝るのか。18:00だけど寝る?」
あ「うん。野崎さんは俺と合わせてていいの?」
野「あおいのためならいいんだよ。ほら寝よう?」

あおいが入ってくるや否や抱きついてくる。なので抱きしめ返す30歳のおじさんと高校生。
俺変質者じゃねーか･･･。


まぁいいか。でも明後日に、嫌な予感がするんだ。最近当たるから特に･･･。

つづく

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