これは奇跡と呼ぶものか (ページ37)

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おうちページ37

山田side

久しぶりに見た彼女は、少し疲れて見えた。
彼女はそれを隠してるつもりだろうけど、顔にはっきりと出ていた。

哲「疲れてへん？大丈夫か？」

そう言って、顔に手を当てる。
彼女の顔があり得ないくらい真っ赤になった。

哲「真っ赤やよ？熱あるん？」

A「からかわないでください！！//////」

哲「ごめんって、でもAちゃんほんまに疲れてるやろ。少し寝る？」

A「いえ、大丈夫です。お邪魔したのに来てすぐ寝るのは失礼かと・・・。」

哲「大丈夫やで、俺も昼寝したいし。一緒に寝よ？」

A「え・・・・いやいやいや。眠いなら山田さんは、ベットを使って寝て下さい！私は、ソファを使わせていただきますから！！」

哲「山田さん？」

A「あ・・・・・。哲人さん・・・・・。」

哲「罰として一緒に寝るの刑やな。」

A「・・・・・わかりました。とりあえずすこぶる眠いので寝ましょう。ありがたく使わせていただきます。」

怒らせたかと思って少し距離を取ってベットに入る。
ビビりながら名前を呼んだけど、返答無し。

哲「マジで寝とるな、これ。」

俺は寝付けないまま、数分が過ぎた。
ぼけっとしていると、Aちゃんがもぞもぞと動き出した。
起きたのかなと思って、声をかけてみる。

哲「Aちゃん・・・？」

ﾓｿﾞﾓｿﾞ

ｷﾞｭｯ

哲「・・・・・・・大胆やな。」

まさか抱きついてくるとは思わなかった。
このまま起きんかな。