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朝ごはん ページ31

Aside









一人暮らしをしているので、料理が出来ないわけではない。
ただ、プロのスポーツ選手の人に振る舞う料理となると栄養がちゃんとしているのか、というところまでは考えきれない。










A「和食と洋食どっちがいいですか?」

哲「なんでもええよ。Aちゃんの手料理ならなんでも食べれる気がする。」

A「それでおいしくなかったらどうするんですか?(笑)」

哲「それでも食べるわ(笑)作ってくれるだけで嬉しいから。」

A「・・・・。そうですか、うれしいです。」











何でこの人はけろっとしながらこんなにも恥ずかしい事を言えるのか・・・。
私の心臓が持たない。










朝食は、洋食の定番かもしれないが目玉焼きにウインナーとサラダとスープ、ご飯を付けた。










哲「うわぁ、豪華やな(笑)久しぶりにこんなご飯食ったかもしれん。」

A「そうなんですか?でも、冷蔵庫に食材いっぱい入ってましたよ?山田さんが作ってるんじゃないんですか?」

哲「あー、それはちゃうねん。・・・・そや、ずっと思っってたんやけど「山田さん」だと距離感感じるから「哲人」って呼んで?」

A「でも・・・・、山田さんのほうが」

哲「哲人。」

A「・・・・・哲人さんのほうが年上ですし・・・・。」

哲「そんなこと気にせんでええねん(笑)」

A「でも・・・・。」

哲「一緒のベットで寝た仲やん?」

A「それは・・・・・。」

哲「そやから、下の名前で呼んでな?」

A「わかりました・・・。」











名前の話しに持って行かれたが、冷蔵庫に入ってる十分過ぎる食材の事ははぐらかされた。


彼は、美味しいと言って食べてくれたがその事だけが心に残った。









それから聞くのはやめたが、私は少しショックだった。

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設定タグ:プロ野球 , 東京ヤクルトスワローズ , 山田哲人   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:しん | 作成日時:2019年9月22日 17時

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