ほんとに ページ4
田口「もしもーし！聞いてる？」
A「あ、うん。聞いてる。・・・・ごめん。」
田口「どうしたのさ、急にあ・・・とか言って黙るんだもん。」
A「あ、いや、うん。ただ、選手見えたから。本物の野球選手ってすごいんだなって、驚いちゃったの。」
田口「え！？今目の前通ったの？」
A「え？・・・・うん。今も通ってる。だから、どこに行けばいいのかわかんなくて。」
しまった、こんなところで迷ってしまった。
どうしよう・・・・
これでは完全に出待ちしてるファンと一緒じゃないか。
スタッフ「どうしました？出待ちはお断りしてるんですが・・・・。」
A「すみません。・・・・迷ってしまって。」
スタッフ「そうだったんですか、どこかで待ち合わせとかしていますか？」
A「はい。正面で友達としているんですが・・・。」
スタッフ「ご案内します。」
A「お忙しいときにすみません。」
スタッフ「いえいえ。でもよかったです。最近、マナーの悪いお客様が増えていて警備が強くなっていたんです。もしかしたらと思っていましたが違ってほっとしました。」
A「そんな大変な時に紛らわしいことしてしまって申し訳ないです。」
スタッフ「もしかして初めてですか？」
A「はい、初めてで。今日は誘われてきたんです。」
スタッフ「もし良かったら、うちの球団を応援して下さい！」
A「えーと・・・」
スタッフ「東京ヤクルトスワローズです！よろしくお願いします。」
A「え？相手さんのチームのスタッフさんだったんですか？本当にすみません・・・。」
スタッフ「いえいえ、大丈夫ですよ。」
優しいスタッフさんで良かった・・・・。
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作者の部屋
スタッフさんとの会話長かった……。
次回話から、選手たち続々と出てきます！
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作者名：しん | 作成日時：2019年9月22日 17時
