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高「北斗……どうしたの？」
俺はぎゅううう…と力強くこーちを抱き締める。
違う。俺は何もしないつもりだった訳じゃなくて。こーちを俺一人で喜ばせてあげる自信が無いだけ。
俺は面白くないし。歌とかギターみたいな、芸もない。
だから…………色んなものを持ってて、その上独特な引力を持つジェシーが羨ましくて。怖くて。
北「こーち…………………」
俺は誰よりもこいつを想ってる。誰よりも長く、深く。
それしか誇れることなんて無いの。だからお願い。こーちも、ずっと俺の事だけ見てて。
高「そんな……捨てられた仔犬みたいな目で見んなよ」
俺の気持ちが伝わったかのように、俺の顔をこーちは愛おしそうに目を細めて見つめて。
高「好きだよ。北斗」
そう言って、俺に不器用に唇を重ねてくれた。
北「俺も好き………こーちが突然禿げても、よぼよぼになっても、ずっと好き。一生好き。」
なんと伝えれば離れないで居てくれる？ずっとそう想い続けてくれる？必死に紡いだ言葉に、こーちは大好きなくしゃくしゃの笑顔を俺に向けた。
高「何それ……どんな突然変異だよ……ふふふっ………」
あぁ……かわいい。昔から変わらない笑顔。
大好き。お前を形作る、全てが好き。俺も頬を緩ませると、こーちは俺の頬をにゅ、と引っ張った。
高「その顔好き。北斗も、そう思ってくれてたでしょ？」
北「えっ………うん…………」
高「俺たち………お互いのことなんでも知っててさ。気持ちまで同じって凄くね？最強じゃね………？」
言ってる言葉に反して、少し自信が無さそうだけど。
俺の事になると、遠慮がちな態度になるその感じも、ぜんぜん変わらないね。
…………そうだよな。俺たち、お互いのことなんでも知ってて。やっと好き同士になったんだから。
不安になる必要なんてないよな。俺を信じてくれるように、俺もこーちだけを信じればいいんだ。
北「うん。最強だ。俺たち最強だ。」
……………よし。抱こう。
俺がこーちを抱き抱えると、こーちは目を泳がせる。
高「まっ……て………明日も、朝早いし、最近頻度が…………」
北「そんなの知らない。煽ったお前が悪いよ。」
高「そんな…………」
北「松村の本気を舐めない方がいいよ、優吾くん」
高「ひょえ…………」
なんだその反応。かわいいな。
お誕生日、楽しみにしててね。その前に今からお楽しみだね。
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ななみや(プロフ) - ぽむさん» ぽむさん、コメントありがとうございます！jsくんもこれから追い上げてくる予感です…！今後も暖かい目で見守って頂けると嬉しいです！ (2022年9月22日 22時) (
レス) id: 79361d6db2 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - まさかの展開すぎて驚いてます！そんな繋がりがあったなんて！！今後どうなっていくのか気になりすぎます(∝'∽'∝) (2022年9月22日 21時) (レス) id: 6e0ba5629e (このIDを非表示/違反報告)
ななみや(プロフ) - すずめさん» すずめさん、とっても嬉しいお言葉ありがとうございます(;_;)更新頑張りますね、楽しんで頂けますように…！！ (2022年9月7日 22時) (レス) id: 79361d6db2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななみや | 作成日時：2022年9月6日 21時
