恋バナ ページ9
raul side
｢……｣
洗濯物を干しているAちゃん。
ラウ｢あー可愛いな｣
そんなAちゃんを見て僕はふと思いついた！
ラウ｢ねね、めめ｣
目｢なんだよ。｣
ラウ｢恋バナしようよー｣
目｢また？｣
ラウ｢ふーん、そんなこと言うんだ｣
目｢分かったよ。
……いいよ、そんな不貞腐れるなよ｣
あ、洗濯物干し終わったかな？
ラウ｢あ、Aちゃん！｣
｢……はい｣
ラウ｢こっち来て！｣
Aちゃんは困ったような顔をしながら
僕の隣に座った。
ラウ「ねぇねぇ、
Aちゃんは今好きな人いるの？」
「…っ！」
僕がそう質問をすると
目を見開いたAちゃん。
目「あんまり気にしないで。
こいつの趣味だから笑」
「…いる…のかな？」
ラウ「え！誰？」
「りょうくん…ていう人」
僕とめめは
Aちゃんのその言葉に目を見合せた。
ラウ「へぇ…どんな人？」
「近くに住んでた男の子。
…確か…橋本涼…って言ったはず」
やっぱそうだ！
ラウ「そうなんだ。なんで好きなの？」
目「お前さぁ…」
ラウ「いいのいいの。ね？教えて！」
「家族ぐるみで仲良くて。よく遊んでた。
その日も家族同士で集まってて…
耐えきれなくて部屋に隠れてリスカしようとしてた
そしたらりょうくんが
私に用があって部屋に来たんだ
急だったからカッター隠せなくてバレちゃって。
馬鹿なことするなって怒ってくれたんだよ？
高校二年生の時かな？」
そう話すAちゃんは
穏やかな表情をしていて。
ラウ「いいな。」
僕は何故かそんな言葉が
知らぬ間に口から出ていた。
「その時は迷惑で嫌な子だなって思ってたけど、
毎日電話掛けてくれたり話聞いてくれて。
年下なのにお兄ちゃんみたいで嬉しかった。
他に好きな人がいたから、
自覚したのは最近なのかな…」
そう話した後、Aちゃんはめめを見た。
目「ん？」
「その人を思って
胸が締め付けられるのは恋ですか？」
あ、ダメだ。
Aちゃん、中村くんに一途すぎて
恋愛初心者なの忘れてた。
目「A、
中村くん好きだったんじゃないの？」
あ、めめ！
「…なんで…知ってるんですか？」
目「いや…なんとなくだけど…
その時と同じ気持ちになるなら
それはそのりょうくんっていう人に
恋してるんじゃないかな。」
「…そ…か。ありがとうございました」
Aちゃんは不安が解消されたような
安心した顔をしながらどこかへ行った。
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リセル(プロフ) - manakalovewestさん» どういたしまして｡ (2021年9月23日 10時) (
レス) id: d52ea51f4a (このIDを非表示/違反報告)
manakalovewest(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。直させていただきました。 (2021年9月23日 9時) (レス) @page3 id: 630c3328b1 (このIDを非表示/違反報告)
リセル(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます｡更新された最後のページで､ベットじゃなくてベッドですよ! (2021年9月23日 2時) (レス) @page2 id: d52ea51f4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：manaka | 作成日時：2021年9月22日 20時
