診察 ページ7
hikaru side
心療内科の先生に
どうしたの？と聞かれたAちゃんは開口一番、
｢…寝れないです｣
と呟いた。
それから死 にたいとも。
その後、Aちゃんは疲れてしまったのか、
口を開くことはなくなり俯いてしまった。
医者｢岩本さんは
一緒に住んでおられるんですよね？｣
岩｢あっ、はい。｣
医者｢最近、変わった様子はありましたか？
あれば具体的に教えていただけますか？｣
岩｢1人で寝ることよりも複数人で寝ることを本人が望んでいるので、毎日誰かと眠るようにしています。以前はそれで良かったのですが、最近は睡眠薬を服用しても目が覚めてしまうようで。
調子が良い日は料理や洗濯をニコニコしながらやってくれるんですが、そうでない日はベッドから起き上がれない日もあって。
最近は食欲もないようで。俺たちの食事を作ってくれた後、ソファで沈んでいることも多いです。｣
あらかた、最近の様子を話してみると、
先生はんー、そうですかと言ったあと、
｢鬱病の可能性が高いです｣と話した。
眠れるように睡眠薬が強くなった。
これまでと同様
そばにいてあげてくださいと言われた。
それから気持ちを穏やかにする鬱病の薬も。
｢…ありがとう…ございました｣
診察室を出る前にAちゃんは
ぼそっとお礼を言った。
それに対して、先生はニコッと笑いかけ、
｢お大事にー｣とAちゃんに声を掛けた。
岩｢ありがとうございました。｣
ﾊﾞﾀﾝｯ
｢…くすり、｣
岩｢増えちゃったなぁ、でもこれで眠れたらいいね｣
｢…ｺｸﾝ｣
岩｢ﾌﾌｯ、眠そうだね。
寝てていいよ、疲れたでしょ？｣
俺の言葉を聞くとAちゃんは目を閉じた。
岩｢よく頑張ったね。｣
よし、家に帰ろう。
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リセル(プロフ) - manakalovewestさん» どういたしまして｡ (2021年9月23日 10時) (
レス) id: d52ea51f4a (このIDを非表示/違反報告)
manakalovewest(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。直させていただきました。 (2021年9月23日 9時) (レス) @page3 id: 630c3328b1 (このIDを非表示/違反報告)
リセル(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます｡更新された最後のページで､ベットじゃなくてベッドですよ! (2021年9月23日 2時) (レス) @page2 id: d52ea51f4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：manaka | 作成日時：2021年9月22日 20時
