この想いが届くとき (ページ26)

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第26話ページ26

タケシside

タケシ｢茉那果！｣

もう嫌だっ

あの時手を引いて帰ればよかった。
なんで戻ってくると思っいたのだろう。

予想できた。
傷つくことなんて、自分よりも周りを大切にする彼女なら

俺は倒れ込む茉那果に駆け寄り抱き抱える

タケシ｢茉那果！？おい！！｣

茉那果｢タ、ケシ…ぜぶ、おわた…｣

タケシ｢おい！何してんだよ！なんで！｣

茉那果｢おこ、ないで…あり、と…｣

タケシ｢嫌だ！好きだ！好きなんだよ！お前のこと！だから、どこにも行くなよ！嫌だ！｣

茉那果｢タケ…｣

ほほに伸びてきたその真っ白な手は俺の頬に触れる前に地面と戻ってしまう

タケシ｢…茉那果？｣

ビクともせずぐったりとする彼女に恐怖が蘇る。

タケシ｢茉那果？ねぇ、起きて、おい！！｣

雅貴｢救急車じゃ間に合わねぇ。おい、そこの女の子、君も乗れ。車飛ばしてく。｣

タケシ｢俺も…！｣

スモーキー｢タケシ、乗れ｣

そこにはバイクにまたがったスモーキー

その後に跨り雨宮に茉那果を預けその後に続いた