この想いが届くとき (ページ25)

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第25話ページ25

保奈美side

保奈美｢茉那果！？蘭子ちゃん！｣

2人が倒れたあとすぐ起き上がった蘭子ちゃん

そしてビクともしない茉那果

蘭子｢茉那果！？｣

庇ったのだ。あの短時間に、銃を自分自身に向け発砲したのだ

茉那果｢ら、んこ…ごめね、これでおばさ、かえ、、くる？｣

蘭子｢待って、お願い。死なないで！｣

保奈美｢茉那果？？わかる？｣

冷たくなってくる体に話しかける

茉那果｢ほな、みさ…おに、ちゃん、しんぱ、するから…ないしょ…｣

保奈美｢わかったから、もう喋らないで！雅貴！救急車！｣

もう動揺のあまり蜜葉は崩れ落ち、莉音はただ呆然としていた

李｢面白いですね。お母さんを人質にしたなんて一言も言っていないのに、こんなにも必死になってくれて如月さんを自ら死に追いやるなんて｣

保奈美｢張城李。何しに来たの？｣

李｢ご挨拶ですよ。この前の作戦は失敗して散々だったので｣

この男が黒幕であるのなら、すべて納得がいく。

李｢茉那果さん、お兄さんにお伝えください。御世話様でしたと｣

そういうとその男は去っていった。