第2話 ページ3
愛叶side
姉の死の真相を探るべく組織のアジトへと向かってみれば、案の定と言っていいほどの警備体制。そして何より、すぐ見つかってしまった。
どって仕方ないじゃん?ねぇ、聞いて?
私ね1大学生だったわけで、別に探偵だってしたことないし、はっきり言って普通の女の子してたのね?分かる?
愛叶「…どうしよう」
どうにかしなければと言う考えとは裏腹に私は落ち着き払っていた。どうせ1人。ここで捕まったとしたって、帰る場所もない。
それでも少しの希望後捨てきれず駆け出した途端
ドンッ
??「あ?」
愛叶「きゃっ」
??「なんだこいつ」
見上げれば、二人の男がこちらを睨んでいた。
終わりだ。
そう思った瞬間、姉の最後の笑顔が私の頭をよぎる。こんな所で終われない。
真実をつきとめなきゃ。お姉ちゃんの…
立ち上がろうと足に力を入れようとした時
??「おっと、お嬢さん大丈夫ですか?」
愛叶「ひっ」
??「おい、怯えられてんぞ」
??「はぁ!?ちがうだろ!びっくりしてるだけだ!ねぇ、お嬢さん!?」
先程の睨みとは裏腹にニコニコと近寄って来る男と、表情の変化があまり読み取れない男
「おい!見つけたぞ!」
自分の後ろから聞こえる声に振り向く
??「おい、お前ここ動くな。」
愛叶「え?」
??「ったく…こいつら女には手あげんなって教えられなかったのかよ…。大丈夫ですよ、お嬢さんかっこいいんで俺だけ見ててください!」
愛叶「え、いや、あのぉ…」
この変な出会いが私の人生と
ある地区の運命を
大きく変えることとなる。
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クロ - 気になる終わり方をしているので凄く気になるんですよねー (2019年10月27日 8時) (レス) id: 92986f90db (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 1つの小説どれか完結まで書いて欲しいですね!どれも中途半端だと思います! (2019年10月26日 6時) (レス) id: 92986f90db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:繭 | 作成日時:2019年10月13日 3時