第17話 ページ18
広斗side
愛叶が連れ去られた。
愛叶「広斗!!」
頭からあの時の映像が離れない。
でも、ドアが閉まる瞬間、あいつは何かを決心したように笑っていた。
広斗「絶対助けるから、少し待ってろ。」
俺は目が覚めたスモーキーの元へ向かった。
広斗「お前に聞きたいことがある。この男知らないか」
写真を見せればスモーキーは知ってるような、知らないような顔をした。
広斗「兄貴なんだ。なんか知ってんのか?」
スモーキーは起き上がると
スモーキー「お前に頼みがある。ララを助けてくれ。たった1人の兄弟なんだ。」
俺はその言葉に動揺した。
愛叶「たった1人のお姉ちゃんだったの。」
愛叶がうちに来てすぐ、泣きそうになりながら話してくれたとき、同じことを言っていた。
だから愛叶はさっき、ララに話しかけに行ったのだ。
俺は何も言わずその場を去った。
愛叶「広斗もう少し雅貴さんに優しくしたら?」
広斗「あ?」
愛叶「だって兄弟じゃん」
寂しそうに笑う彼女の顔がこんな時に限って頭をチラつく。
雅貴「広斗!お前どこ言ってたんだよ!こっちは一日大変だったんだぞ!」
広斗「なぁ雅貴」
雅貴「お兄ちゃんの話を聞きなさい!!」
広斗「愛叶とスモーキーの妹が拉致られた」
雅貴「あ?」
広斗「愛叶だけじゃなくて、そいつも助ければ兄貴のことが分かるかもしれない。」
愛叶は絶対に助ける。
何があってもこの手で連れ戻す
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クロ - 気になる終わり方をしているので凄く気になるんですよねー (2019年10月27日 8時) (レス) id: 92986f90db (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 1つの小説どれか完結まで書いて欲しいですね!どれも中途半端だと思います! (2019年10月26日 6時) (レス) id: 92986f90db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:繭 | 作成日時:2019年10月13日 3時